2024年に突如現れて、SNS広告やら誰かが使っているのを見て、まあ衝撃を受けた人は多いでしょう。
ニュース番組でも紹介されたりしていたのでね。
AIで飛ぶ?、99gだから日本でも飛ばせる??
ところでHOVERAir X1 Smartって、どこの国のブランドですかい??
とまあ、こんな感じに気になっている方が多いはずです。
結論、HOVERAir X1 Smartは、Zero Zero Roboticsという中国の企業が扱うブランドです。
ま、個人的には予想通りというか、AI性能の高さとかドローン業界の強さ的にも中国だとは思いました。
最近の中国って、まじで強いので
- AI×ドローンが売れると確信し、2014年に創立した中国の企業。
- そもそも中国のAI市場、ドローン市場が強い。
- 99gというクソ難しい規制、DJですら開拓していなかったニッチな市場を開拓。
- 玉石混合なMakuakeの中で光る、HOVERAir X1 Smartという良品。
だいたい今回の内容をまとめると、こんな感じでしょう。
ということで、今回はHOVERAir X1 Smartについての会社概要をふれつつ、実際の飛行性能や画質性能も評価していこうかと思います!
そして、中国のAI業界とかドローン業界の話についても触れられたらと思います。
↑詳しいレビューを知りたい方はどうぞこちらへ
HOVERAir X1 Smartはどこの国?
冒頭の通り、HOVERAir X1 Smartを扱うZero Zero Roboticsという企業は、中国に所在を持つ企業です。
下記に公式からの情報がありますが、創立は2014年と、多くの中国新興ブランドが創立した時期と重なりますね。
Zero Zero Robotics は、スタンフォード大学の博士号を持つ MQ Wang 氏と Tony Zhang 氏によって 2014 年に共同設立されました。Zero Zero Robotics は、マシン ビジョンと高精度制御システムを特徴とするインテリジェント デバイスを作成する組み込み AI テクノロジーを専門としています。北京、深セン、杭州、台湾、サンフランシスコにオフィスを構える Zero Zero Robotics は、包括的なグローバル展開をしています。
https://zerozerorobotics.com/
このころの中国は強いブランドが沢山できました。
例えばInsta360なんかも中国企業で、創立も2015年とほぼ同期。
AI性能に長けたカメラガジェットという時点で、性能もタイプもHOVERAir X1 Smartと重なりますね。
ドローンで覇権を完全なものにしたDJIも中国企業で、こちらは少し早い2006年の創立。
DJIもドローンとAIに強く、HOVERAir X1 Smartとのライバル関係ともいえそうです。
このように、現在の中国はガジェット市場が非常に活発で、とりわけAIジャンルとドローン市場は滅茶苦茶強いです。
HOVERAir X1 Smartは中国の強みが凝縮された印象ですね。
ですので個人的には、中国のAIドローンカメラという時点で期待度が高いです。
ここまでが中国とAI&ドローン市場のざっくりとした概要。
中国と聞いてアレルギー的に感じるかたも居るでしょうが、現状を知っていただけたらと思います。
HOVERAir X1 Smartは日本向け?
で、そんなZero Zero Roboticsはどんな企業か、ざっくり解説しますね。
「AI×ドローンが成功するぞ」と踏んで企業を立ち上げ、案の定大成功した企業です。
めっちゃざっくり。
Insta360360はカメラ市場、SwitchBotがスマート家電、と言ったように、2000年以降の中国企業は新しいジャンルを開拓しまくっています。
2016 年、Zero Zero Robotics は、ユーザーフレンドリーなポータブル ドローン、Hover Camera Passport を発売しました。高度な人工知能技術、完全密閉型プロペラ、超軽量で耐久性のあるカーボン ファイバー ケース、正確な自動追跡モードを備えたこのドローンのユニークなデザインと機能により、Hover Camera Passport は、Red Dot Best Design Award、IF Design、CES、DIA など、30 を超える国際的な賞を受賞しました。
https://zerozerorobotics.com/
創立から2年で成功しているのは、おおむねAI×ドローン市場が行ける前提だったのでしょうね。
最初は250g未満だった
今はもう売っていませんが、最初の製品は242gのこの子。
アメリカを含めるドローン規制の一つの数字として、250g以上という制限があるので、おそらくそれに合わせた設計でしょう。
このころのZero Zeroはまだ日本における知名度はほぼ0ですね。
日本向けの99gを販売
そこから、HOVERAir X1 Smartを日本向けに販売を開始。
多くの中国企業の進展先には日本がいつも含まれます。
恐らく近いですし、ガジェットに興味があるユーザーが多いですし、売れるからでしょう。
日本の厳しいドローン規制である、99gの壁を突破したことで、ここまで一気に知名度が上がったと考えて良いでしょう。
99gで一気に違いますものね。
最初はMakuakeで販売
HOVERAir X1 Smartは、最初Makuakeで販売が開始されました。
ええ、評価の安定しないMakuakeさんです。
おもしろいプロジェクトもあるのですが、クソ製品も多いMakuake。
特にガジェット系は中国ブランドの広告屋さん、手数料貰えばクソ製品も売ります的な感じになっていますが、たまにはガジェットもいいモノ出します。
HOVERAir X1 SmartもMakuakeで知った方も多いでしょうが、個人的に思うアタリ企業の一つでしたね。
で、今は普通にAmazonで売っています。
Makuakeは先行割引セールがウリなのですが、正直な所中国ブランドは頻繁にセールします。
これ、多くの企業が同じ戦略を取っています。
HOVERAir X1 Smartも同じく頻繁なセールを行っているので、セール状況を見ながら買うのが良いかと。
\ セール状況をチェック /
Makuakeの先行セールもイイのですが、クソガジェットも多いので、普通に評価が出そろってから落ち着いてAmazonで買った方が良いですね。
HOVER Air X1 Smartは結局どうなの?
結論、めちゃくちゃ性能良いです。
詳しいレビューはコッチで紹介しているのですが、最近の中国ガジェットの凄さを改めて認識しましたね。
上記のブログを作ろうと思ったのも、HOVERAir X1 Smartがきっかけでした。
ざっと、まじで軽いし使いやすいし
普通に画質いいし
飛行も安定しているし、って感じでした。
AIドローンとしても凄いですし、手動で操作しても楽しかったです。
詳しくはコッチのレビューを見てください。
HOVERAir X1 Smartは凄い
総括になりますが、HOVERAir X1 Smartは凄いです。
AI×ドローンで売れると確信して、2014年とか言う割と後発に出来た企業で、ニッチな市場を独占したのが凄い。
99gというクソ難しい規制のなか、DJIですら開拓していなかった市場のなか、日本のライトユーザー市場に突っ込んできたのも凄い。
ちゃんと売れているのも凄い。
まじで凄い企業です。
これだから中国企業を探るのはやめられないというか、いろいろ見ていると面白いですね。
日本企業も応援したいので、ぜひともみんな頑張ってくれ、って感じです!