日本における認知度や評価も確立され、ノイキャン性能も音質にも定評のあるEarFun。
そんなEarFunから、新製品のヘッドフォン「Tune Pro」が発表されましたね。
今回も提供を頂きましたので、しっかり使ってレビューしていきたいと思います!
かなりしつこく音質レビューしているので、楽しみにしてください!
では、早速レビューの概要から見ていきましょう!
Tune Pro レビュー概要
- 秒で接続するBluetoothの安定感
- 優しくもありながら、深みのある低音
- 頭全体で感じる、立体感のあるサウンド
- 没頭すらできる音楽体験
- 耳元で完結するボタン操作とノイズキャンセリング
- 耳へのダイレクトさとクリアな音はAir Pro 4が上
- 夏場は暑いかも
はい!
Tune Pro、期待通りの音質とノイキャン性能でした!
さすがはEarFun!周りから評価が高いだけある!
気になったらマジで皆さん聞いてみてください、って感じでした(笑)
まず、安物を使っている人は乗り換え決定、驚きます。
正直なところ「40mm径PET複合膜ドライバー+10mm径LCP複合膜ドライバー搭載」というのは何なのかは不明(笑)
ですが、集中してTune Proで音楽を聞いたら色んな音を探すのが楽しすぎて、新しい音楽体験へ没入してしまいました。
項目 | 評価 |
---|---|
質感・高級感 | |
軽さ | |
扱いやすさ | |
クリアな音質 | |
低音のまとまり | |
ノイキャン性能 |
全く安物感は感じさせませんが、最低限の質感の中に軽さや取り回しのしやすさ、快適性を重視した印象。
音質としては、Air Pro 4(同社のハイエンドイヤホン)と比較すると、耳に直接ではない分ややクリアさには負ける感じでした。
それでも音質は良いと思いますし、なにより音楽としてのまとまりが非常に良かったです。
耳に直接刺さるような低音ではなく、頭という空間全体で低音を感じつつ、立体感のある音楽体験をしている感じ。
めっちゃ楽しかったです!
ノイキャン性能は構造上イヤホンの方が遮音性があるためか、Air Pro 4のノイキャンの方がガッツリ効いていました。
それでもノイキャンの「性能」としてはほぼ完璧に仕上がっていますね。
最新機種なので、EarFunのノイキャン技術は最高レベルで間違いないでしょう。
音質レビューについては、後半に色んな曲を聞いて、しつこいくらいにレビューしています!
- ヨルシカ「斜陽」
- Creepy Nuts「オトノケ」
- Mrs.GREEN APPLE「Soranji」
- YOASOBI「アイドル」
- SPYAIR「オレンジ」
- SUPER BEAVER「決心」
後半の音楽レビューで、僕が感じた「新しい音楽体験」とやらを、一緒に妄想してくだされ(笑)
EarFunについて
レビューの前に、EarFunについて簡単におさらい!
EarFunは2018年創立のイヤホンメーカーで、中国深センに所在を置きます。
中国のイヤホンブランドの中でも、EarFunはかなり上位ランカーとして、実は割と知名度が高め。
「EarFun」の月間検索数は1~10万検索と、気になっているユーザーもかなり多いハズです。
もちろん性能もお墨付きで、ノイキャン性能、接続の安定性、音質を考えると、コスパ最強クラスのイヤホンメーカーとしても受け入れられていますね。
そもそも中国イヤホンが最近スゴイのに、それの上位ランカーなので良いハズですね(笑)
とりあえず損はさせないから、EarFunでイヤホンなりヘッドフォンなりを選んでおけば間違いない、みたいにすら個人的には思います。
そして最近のEarFun、とにかく新製品のリリースが元気よすぎます。
恐らく製品クオリティが認知されたことで、業績としても活発なのでしょう。
開封レビュー
それではレビューに参ります!
いきなり箱をやらかしていましたが、この辺りは中国配送クオリティ。
この箱が、普通に紙袋に入っておりました。
ここはご愛敬(笑)
個人的には、日本企業のお堅い段ボール配送(大段ボール中スカスカプチプチ大量消費)のような、超絶資源の無駄遣いより圧倒的に好み。
箱なんて潰れてもどうでもいいので、サスティナブルな配送で行きましょうや!
中身はシンプル。
充電コードは安心のType-C。
当たり前ですが、その辺の安物中華ブランドみたいに、未だにmicroUSBとか使っていませんね。
イヤホンジャックでも、Type-Cでも好きな方で有線接続もできます。
また、有線接続のみハイレゾ対応もしているとのこと。
ハイレゾ音源は高いので、圧倒的趣味の領域ですがね。
表面はシンプルにearfunのロゴ
ブランド名はEarFunだけど、ロゴは小文字なのが丸っこくて可愛いって、いつも思います。
左右ヘッドフォンにボタンが搭載。
- ノイキャン/外音取り込み/ノーマル切り替え
- 一時停止・再生・長押しでOFF
- 音量±・長押しでスキップ、巻き戻し
これら基本的な操作は、もちろん耳元で操作可能です。
物理的にボタンがあるので、タップ系より安心して触れられる感じがしました。
裏面はLR表示、分かりやすくて非常によろしい。
イヤーパットは合皮製なので、遮音性はかなり高そう。
思いのほかポヤポヤに柔らかく、耳に当てた感じは非常に気持ちが良かったですね。
低反発クッションの柔らかいバージョン、みたいな気持ちよさ
耐久性は気になりますが、耳にはふわっと当たるので、そんなに早くヘタりはしないと予想。
ヘッドのアーチ部分も合皮。
こっちは相手が頭なので、もうちょっと固めに作られていますね。
外音取り込みとノイキャンで機能すると思われる、マイクを発見。
長さ調整も可能。
心材はアルミっぽいので、程よい形状記憶感と反発がよろしいです。
折れることも無いでしょう。
狩野英孝さんがヘッドフォンをパキって折ってしまった動画がありますが、あんなことにはならなさそうですね(笑)
中国企業といえど大手。
さすがに技適マーク的なアレコレは表示されていますし、製品として信頼して良いのは勿論ですね。
中国製=悪いという時代はもう終わりつつありますね。
アプリダウンロードと接続
EarFunダウンロード後は、アプリ設定からBluetooth接続までまじで秒。
秒は言い過ぎかもですが、多分1分くらいか1分以内かも。
Googleで紐づけてログインして、Bluetooth接続したら秒で繋がりました。
公式の言う通り、接続は高速、安定もしていました。
接続後はイコライザーをいじったりして、お好みの音質に設定しても良いでしょう。
細かく設定しても良いですが、モードが沢山あるので、好きな音楽ジャンルに合わせて切り替えればOK。
ロック、HIPHOPなどジャンルでも選べるので、直感的に分かりやすいですね。
では!
ここから肝心な音質レビューに参ります!
僕が体験した音楽の没入体験をどうにか少しでも伝えるべく、無い脳みそを絞って文章にしました。
しつこいしつこい音質レビューとなっています(笑)
よければじっくり読んで、Tune Proで体験できる音楽体験を妄想してください!
音質レビュー(しつこくいきます笑)
最近、というかTune Proで音楽を聴き始めてから、改めて好きになったヨルシカさん。
とにかく声が綺麗なのですが、歌によって声の質感をちょっとずつ変えているように思います。
斜陽は優しく、ちょっと切ないような歌声で、しつこくなく柔らかいビブラートがなんとも心地よいです。
あと、息づかいまで曲にしているというか、とにかく上手い!!(笑)
ベースらしいベース、ギターとドラムもハッキリと聞き取りやすいので、全体的にクリアな曲としてヨルシカさんの歌声を邪魔しません。
それでいて、楽器の音源は左右で音質がちょっと違う部分もあるのですが、それがまた立体感ある音楽として完成しまくっております。
ヘッドフォンで聞くことで、イヤホンとはまた違った音楽体験が出来る!!
Creepy Nutsらしくもありながら、新しい音楽表現のような楽曲ですよね。
特にわざとらしい曲調の変化はしていないのに、流れるような緩急の付け方が良いというか
僕は天才じゃないんで上手く言葉に出来ないですんがね(笑)
Creepy Nutsらしい入りと低音で刻むリズム、曲調が穏やかになった時に入るピアノ、サビから入る優しいギター。
やっぱり、ちゃんとしたモノでちゃんと天才の音楽を聴くとおもしろいです。
ええ、これはもう、大森君の歌声を聞く歌ですわ、、、
元から激うまだったもっくんの声は、もはや神の領域へ。
序盤、「まだ消えちゃいないよ、ちっちゃな希望を」の所、ブレスを使った擦れ声が少し弱そうに、でも希望のある明るい感じで。
中盤からはコーラスが入り、だんだんともっくんの声量も強くハッキリと。
後半の歌声とコーラスとピアノとかオーケストラ的な表現とか、もう映画。
このヘッドフォンで脳全体使って聞いてください。もう映画です。
歌声を聞く歌なんて嘘つきました。
新しい音楽体験ですわ。
いくらさんのアイドル声、ピアノ、手拍子、オタクの合いの手、あとチャカチャカしたバックミュージックで、アイドルステージっぽい雰囲気を出しつつ、
時折聞こえる、サスペンス要素を感じるコーラスと、中低音のなんかよく分からん音源(笑)
すっごくごちゃごちゃしているし、明らかに単純な楽器では無いです。
ただ、ノイキャン使って、ちゃんとヘッドフォンで没入してみると、まじで色んな音が聞こえてきます。
このカオスさが、星野アイを表すのに最高に適しているって感じ、、、と言ったらいいのかな。
まさに裏の顔を持つ完璧なアイドルって感じ。
歌とか曲とか、そういうジャンルで説明がつかない、一つの「楽曲」として完成されすぎていました。
SPYAIRの歌であり、ハイキューの歌であり、世間にも彼らの楽曲が完全に認められた渾身の一曲ですよね!
新ボーカルYOSUKEさんはガチで歌が上手い!
今のSPYAIRは彼の歌声が牽引しているといっても過言ではないのに、それでいてIKEさんへのリスペクトが強く感じられるような歌い方。
倍音って言うんですかね?
キリっとした高音部分と、力強さのある低音が混ざったような声質をしているので、ボーカルは一人なのに物凄い深みを感じます。
この声、ほんとちゃんと聞いてみてください(笑)
ちょっと趣味丸出しでスミマセン(笑)
100あるSUPER BEAVERの神曲のうちの一つ、決心を聞いてきました。
華奢な見た目で歌唱力ありすぎなVo.ぶーやんが、MCを挟みながら歌う様。
両手と目ん玉広げてコーラスをする、Gt.柳の姿。
後ろで楽しそうにドラムを叩くカワイ子ちゃん。
ちょいちょい髪の色が変わっている、真剣な表情のベース上杉リーダー。
ええ、ヘッドフォンからライブハウスに変わりました。
最近のSUPER BEAVERって、ベースが強めでコーラスの主張も強い気がするんですよね。
ゆえに通常の音源を聞いているだけで、ライブハウスで聞いているかのようなテンションと気分になります。
音質の良いヘッドフォンで、時代ごとにちょっとずつ変化する、好きなアーティストの音楽っていうのを真剣に聞きたいものですね。
・・・
とまあ、ここまで聞いた音楽を、しつこくしつこく表現してみました(笑)
とにかくTune Proが再生する音はただの音では無く、今までと違った音楽体験をもたらしてくれるはず。
好きなアーティストの良さを再認識し、ふと聴いた楽曲の良さに触れられます。
ノイキャンも相まって、音楽と自分だけの世界に入り込み、音楽で没入体験、出来ると思います、、、!
ノイキャン性能
ANC(アクティブノイズキャンセリング)ボタンを押すことで、3つのモードが切り替え可能。
- ノイズキャンセリング
- ノーマル
- 外音取り込み
前はAir Pro 4のノイキャン性能を始めて体験し、なんじゃこりゃと驚きましたので、今回はもう驚きません(笑)
ノイキャンモードは外音と逆の周波数で音を打ち消す、って感じでしたね。
にしても凄いんですが。
肝心のノイキャン性能については、やはり素晴らしい。
よくある安物イヤホンのレビューには、「ノイキャン性能は気休めです」なんて書かれていますよね。
ですがそこはEarFun、ノイキャン性能はお墨付き。
TVの音声なんかはほんのり聞こえますが、その他ノイズに関しては綺麗にさっぱりシャットアウト。
さすがにイヤーピース型のAir Pro 4よりは密閉性が低いのですが、ノイキャンはほぼ文句なしの性能だと思います。
そしてノイキャンをONにすれば、さらなる没入体験。
音楽にどっぷり浸かってください。
【新旧比較】EarFun Tune Pro/Wave Pro比較
EarFun Tune Pro | Earfun Wave Pro | |
---|---|---|
価格 | ¥8,990 | ¥8,990 |
Bluetooth | BT5.4 | BT5.0 |
電池持続時間 | 1100mAhバッテリー、最大120時間再生 | 800mAhバッテリー、最大80時間再生 |
ドライバー | 40mm径PET複合膜振動板+10mm径LCP複 合膜振動板 | 40mm径 DLC複合膜振動板 |
ANCテクノロジー | ハイブリッド&AUXフィードフォワード ノイズキャンセリング | ハイブリッドノイズキャンセリング |
ハイレゾ認証 | ||
コーデック | SBC、AAC | LDAC、SBC、AAC |
ゲームモード | ||
マルチポイント | ||
AUX有線輸入 | ||
アプリ対応 |
同社のWave Proとの性能比較表です。
やはりBluetooth接続は高速だと感じましたし、バッテリーもなかなか減りません。
価格は同じながらに、性能としては順当な向上をしていますので、Tune Proを選ぶのが良いでしょう。
Tune Proを試してみて!
もう一度評価を載せておきましょう。
項目 | 評価 |
---|---|
質感・高級感 | |
軽さ | |
扱いやすさ | |
クリアな音質 | |
低音のまとまり | |
ノイキャン性能 |
EarFunのノイキャン性能や音質はそのままに、耳に強すぎないで、それでいて空間で響くしっかりとした低音。
まとまりのあるサウンドと、立体感のある音響で、とにかくヘッドフォンの良さを最大限生かした音楽体験が出来ることは間違いないと思います。
最近の中国ガジェットというのはホントに楽しいですね(笑)
間違いなくコスパは良いと思うので、ぜひ皆さん使ってみてください!