EarFunから新しいイヤホン、Air Pro 4iを提供して頂いたので、今回は前作と位置づけられるAir Pro 4と比較します!
マイナーチェンジっぽい名前ながらに、音に関しては味付けが結構変わっていたので、どちらか迷っている方には、ぜひ見て頂きたい比較ができたと思います。

じっくり、いろんなジャンルの楽曲を聞いてきました!
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外観的な比較
外観的な比較はそんな重要では無いと思うので、ざっと走ります!


サイズ感は同等、Air Pro 4iが正方形に近い方です。




重さはほぼ同等。




本体込みでも1.7gの誤差。
外観的な違いで、4iで唯一残念だったポイントが↓


開いた時のLEDが無くなった事。
ゲーミングキーボード見たく、特にアプリ側でカスタムできるライトでもなかったですが、4iでは無くなっていました。


Air Pro 4のうっすら光る寒色系のLEDは個人的に好みだったので、4iに無いのはちょっと残念。
後はバッテリー残量の示し方が↓


色でお知らせか、点灯数でお知らせの違いがありますね。



外観はLED以外は似たような感じ!
続いてはスペックの比較表をどうぞ!
Air Pro 4i/4 比較表
Air Pro 4iと4の比較表は、ざっと見て頂ければと思います。
EarFun Air Pro 4i | EarFun Air Pro 4 | |
---|---|---|
製品名 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
Bluetooth | 5.4 | 5.4 |
ドライバー | 11mmチタンコーティング複合振動板 | 10mm径ダイナミックドライバー |
再生時間 | 本体9.5時間 ケース40時間 | 本体11時間 ケース52時間 |
充電端子 | USB Type-C Qi(ワイヤレス充電) | USB Type-C Qi(ワイヤレス充電) |
ノイズキャンセリング | QuietSmart3.0 -50dB | QuietSmart 3.0 -50dB |
防水 | IP55 | IPX5 |
自動装着検出 マルチポイント 低遅延モード Google Fast Pair LDACコーデック ハイレゾ | ||
価格 | 7,990円 | 9,990円 |
防塵性能とか再生速度なども違いもありますが、メインで違ったのはやっぱり音質ですね。
音質の違いをメインで解説していくために、まずはドライバーの違いについて触っておきましょう。
ドライバーの違い




Air Pro 4は10mmドライバーでしたが、4iは11mmチタンコーティングドライバーを採用。
EarFun Air Pro 4i | EarFun Air Pro 4 | |
---|---|---|
ドライバー | 11mmチタンコーティング | 10mmドライバー |
最近のEarFunは、ウール配合ドライバー(Openjumpで採用)や、カーボンファイバードライバー(Clipで採用)など、機種に応じてドライバーの素材を試行錯誤している印象。



ドライバーの硬性やしなりで音質は結構変わりますね。
素材ごとにイメージできる印象があるでしょうが、それらと音の特徴はおおむね一致する気がします。
たとえばEarFun Clipのカーボンだと、ウール配合よりもシャキっとした印象を受けましたね。
チタンは軽量で硬性が高く、粘りが少なく加工の難しい素材なので、Air Pro 4iはシャキッとクリアな音が出るイメージを受けそう。



チタンはアウトドアの鍋とかにも使われますね。
まあ、結局はどんな音を表現するのかは、実際に聞いた感覚の方が大切ですが!
とはいえEarFun公式の紹介としても、Air Pro 4iは「クリア・シャープ・輪郭のある・繊細」などの表現が多いです↓
剛性と軽量性を兼ね備えた構造により、クリアで伸びやかな高音と、深みのある迫力の低音を実現します。 サウンドにはハリと透明感が生まれ、細かな音のニュアンスまで繊細に再現。金属的な響きが加わったシャープで輪郭のある高音表現も魅力です。



これはAir Pro 4と音質が大きく変わってきそう!
音質の違い
ってことで、音質の違いを聴き比べしましたが、やっぱりチタンコーティングの音質はしっかり感じました!



全然違った!
EarFun Air Pro 4i | EarFun Air Pro 4 | |
---|---|---|
音質 | クリアで迫力がある | バランスが良く聞きやすい |
解像度 | ||
疲れにくさ | ||
ロック | ||
ポップ |
Air Pro 4iは4よりも解像度が高く、全体的なノイズが少なく、クリアで音の輪郭がハッキリとした音質。
といった印象を受けましたね。



実は公式サイトを見たのはさっきが初めてで、スペックを見て感じた音を答え合わせをしました!
4iと比べるとノイズとして感じられるのですが、解像度が高すぎないAir Pro 4の方が長く聞きやすい感はありましたね。
パラメーター的なレーダーチャートを作ってみましたが、下記のようなステータスで僕は作成↓




どちらも総合ステータスは25で、Air Pro 4iがボーカル・解像度のステが高く、Air Pro 4の方がバランス型、といった印象。
それぞれの音のレビューをしてみますね。
Air Pro 4i
「解像度が高くてクリアな音」とは言え、ベースの唸る迫力から美しいピアノまで、楽器ごとの詳細な音表現としても非常に豊か。
Amazonに売っている安イヤホンのように、「クリア」としか誉め言葉の無い時の表現とは、全く異なりますね。



間違いなくレベルは高いです。
とくにデフォルト設定だと、ボーカルの声はよりハッキリしていました。
左右の耳から入った音が脳の中心、延髄辺りで丁度重なる感覚で、音の世界に没頭できました。



Air Pro 4よりも没入感は高いかも。
ただ、解像度の高さが、曲によっては疲れやすいかも?と感じることも。
僕はライブハウスにちょいちょい行っていまして、大音量で聴くことが多いです。
ロックバンドのように、音の総量が多く、テンポの速い音楽だと、いつもより音量を-1にして聞きたくなる感覚、といった具合。
逆に言えば音のシャープネスは高いので、音量を下げても十分に良く聞こえます。



音を小さく聞きたい人にはめっちゃ良いと思う。
ってことは、やっぱりAir Pro 4iの方が、全体的に音のスペックとしては高いと考えられますね。
『チ。-地球の運動について-』コンビですが、ヨルシカやサカナクションのような楽曲は、Air Pro 4より4iの方が好みでした。
やはり解像度の高さゆえに、ピアノの美しさやキレのあるベースのカッコよさは、より感じると思います。
ボーカル含む中音域は特に透明感が高いため、楽曲ごとの感情的なニュアンスもより感じました。
夜空に満ちている金星を見て、清々しい気持ちになったかのような。



満ちてる…!
いえ、失礼しました。アニメに当てられております。
とにかく、落ち着いて音楽を聴きたい、情緒的に揺さぶられる楽曲を聴きたい場合なんかは、Air Pro 4i非常に適していると思います!
Air Pro 4
一方で、Air Pro 4に戻ると「安心する」のも事実。
特にロックバンドのように、単純に音が多くテンポの速い楽曲の場合、Air Pro 4iでは音を1段下げたくなる感覚に見舞われましたが、Air Pro 4はそのままの大音量で元気よく聞ける。
さすが、アンダー1万円最強クラスのバランス良い音質、と称されるAir Pro 4だなと、あらためて実感。



聞きやすさはAir Pro 4の完成度が本当にすごい!
4iの解像度が高いゆえに、比べると若干のノイズは感じました。
その上、ボーカル含める中音域の解像度は、やっぱり4iの方が高いです。
が、逆に言えば極端に聞き取りやすい音だけ目立つという事も無いので、低音や高音域の楽器に関しては、厚みを持って聞こえてきました。



低音に関しては、特に迫力があるかな!
4iでも音が埋もれる、と言う事は全くないのですが、4の方が「相対的にバランスよく聞こえる」と言った印象。
ノイズといっても僅かなので、この程度ならば、ノイズが逆に聞きやすさを産むというか。高音域から低音域までの楽器を、シームレスに繋げてくれるような優しさを感じましたね。



パリパリ解像度の写真よりも、ややノイズを持った写真の方が良く見える、みたいなアレ(細かすぎて伝わらん)。
僕はロックが大好きなので、
- 04 limited sazabys
- SUPER BEAVER
- THE ORAL CIGARETTES
- ヤバT
この辺りは好きなんで聞きましたが、Air Pro 4の方が音量を上げても大丈夫なのが嬉しい所。
低音の厚みもしっかりあるゆえに、マジで楽しい(笑)



Air Pro 4でロックを聴いてると、マジで体が動くww
ミセスとかは楽曲によりけりで、soranjiのように4iが良い時もあれば、ライラックのように4の方が楽しいと感じることもあるので、これは難しいところ、、、
あえて言うならば、とにかくロックですね。
ロックバンド好きは、Air Pro 4iよりも4な気がする。
ノイキャン性能の違い


EarFun Air Pro 4i | EarFun Air Pro 4 |
---|---|
QuietSmart 3.0 | QuietSmart 3.0 |
50dB | 50dB |
ノイキャン性能はどちらも最大50dB低減で、スペック的には変化なし。
EarFunのノイキャン技術としても同じくQuietSmart 3.0なのですが、4iではどうやら物理的な構造変更による、実質的なノイキャン性能の向上に成功したとのこと。
音筒部とイヤーピースの構造を主に変更した故に、音質とノイキャンを同時に改善させたっぽいです。





ついでに、フィット感にも違いがありましたね。
EarFun Air Pro 4iは、出音部分を楕円形にアップグレードし、前方のフィードバックマイクを出音口のすぐ近くに配置。 これにより、マイクが捉えるノイズは耳の鼓膜に届く音により近くなり、ノイズの検知と除去の精度がさらに向上しています。
EarFun
肝心なノイキャン性能ですが、正直Air Pro 4の完成度が高かったため、劇的な変化は無く、言われてみれば??
くらいの改善度合い。



正直、Air Pro 4でもノイキャン性能は十分すぎたんですよね(笑)
ただ、後述するイヤーピースの違いを含めて考えると、圧迫感が小さい割にAir Pro 4iのノイキャン性能は高いと感じます。
相対的にいえば、確かに4iの方がノイキャン性能は高いかも。
フィット感
フィット感はどちらも良好ですが、4iのほうが優しいフィット感で、4がしっかりフィットな印象を受けました。


これは物理的な構造変更によるものだと思います。
4iのイヤーピースと音筒部の特徴として
- 音筒部が0.5mm程短くなっている
- イヤーピースが僅かに薄い
- 楕円形になった
これらが微妙に4と異なっており、耳にはめた時の「芯」を僅かに感じにくい気がしました。



浅く、優しくフィットな感じでした。




逆に、4の方が「ギュッと密着する感覚」はあるので、コッチの感覚に慣れると、カナル型としては密着感が足りないと感じるかも。



僕はAir Pro 4をメインで使っていたので、余計に思ったかな。
でもでも、4iは密着感に物足りないと感じながらも、ノイキャンはちゃんと効いているし、不安定な訳でもない。
圧迫感を減らしつつノイキャンと密閉性も損なわない、最適な物理構造に仕上げてきましたね。



慣れてきた今では、4iの優しいフィット感の方が好みかも。


長く装着していられるのは、新しい4iの方かもしれません。
といっても、Air Pro 4も不快感は感じないのと、フィット感は好みによるところがあるので、参考までに、って感じですが。
いずれにせよ、EarFunはアップデートを怠りませんね。
防水防塵性
EarFun Air Pro 4i | EarFun Air Pro 4 | |
---|---|---|
防水防塵規格 | IP55 | IPX5 |
防水防塵規格は、4iがIP55で「防塵」が搭載されましたね。
粉塵の侵入があっても動作を阻害しないレベルの防塵性は備わったので、環境耐性は4iであがったと言えそう。
防水性は元からある程度備わっていたので、あまり重要視する項目では無さそうですが。



どちらもシャワーくらいなら耐えますね。
再生時間
EarFun Air Pro 4i | EarFun Air Pro 4 | |
---|---|---|
再生時間 | 本体9.5時間 NCあり6.5時間 ケース40時間 | 本体11時間 NCあり7.5時間 ケース52時間 |
再生時間はAir Pro 4の方が長いですね。
ノイキャン(NC)含める時間も、4の方が長いです。




といっても、Air Pro 4も忘れたころに充電するレベルでしたし、4iでも長持ちすぎるくらい。
10分充電すれば2時間使用分の充電も出来るので、よほど気にする要素では無さそう。
どっちを選ぶか?
ノイキャン・防塵・フィット感・再生時間等の違いはありますが、基本的に音質が結構違うので、好みで選べばよいでしょう。
個人的には
- オールマイティなのはAir Pro 4i
- ロックバンドならAIr Pro 4
こんな感じな印象は受けましたね。



音の特長から、どのジャンルが適しているか?の視点で行きます!
Air Pro 4iをおすすめな人
個人的にEarFunのよい所と考える、楽しく音楽を聴けるという特徴は、4iでも引き継いでいました。
そのうえ解像度があがり、ボーカルやピアノの華やかさや美しさはAir Pro 4より感じると思います。
特にボーカル部分はよりハッキリした印象。
あいみょん、ヨルシカ、Aimer、YOASOBIなど、女性シンガーの曲も聞きましたが、4iは非常に適していると感じました。



わりと幅広く、4iの方が良いかな、って思いましたね。
美しさや情緒的な表現もよりよく感じるので、音楽への没頭性は高いと思います。
普段はあまり聞かないアイドルソングとか、優里とかも聞きましたが、4iで良いと思います。
やっぱり音量を小さくしてもクリアに聞こえるので、より汎用性も高いかなと。



とまあ全般的に、能力値としては4iの方が高い!
一方で、元気よく聞きたい場合は、Air Pro 4もやっぱり捨てがたい!!
Air Pro 4をおすすめな人
Air Pro 4はとにかくロックですね(笑)
あとはメタルとかもジャンルとしては似ているのかな?
4iよりもボーカルが際立ちは弱い分、特に低音がしっかりと厚みを持って聞こえてくるのはAir Pro 4の方。
打数の多いドラム、唸るベース、この辺りの疾走感や迫力をより楽しみたいなら、Air Pro 4かも。



僕はかなり好みですね。
比べるとノイズ感は僅かに感じるものの、音のバランスは非常に良いため、音楽として総合的にまとまりを持って聴けます。
かといって、音が団子状になって聞こえるという事は全くなく、それぞれの楽器はしっかりと聞き分けながら楽しめますね。



とにかく、4は楽器が楽しいかも!
J-popに関してもAir Pro 4はかなり良いと感じていましたが、4iが出てきたがゆえに、より優れるイヤホンが同ブランドから出てしまった。
みたいな感覚。
迷う所
曲によってジャンルが全く変わってくるアーティストは、難しい所ですね、、、
色々聞きましたが、下記のアーティストは曲によって好みが分かれました。
- 米津玄師
- Mrs. GREEN APPLE
Lemonとか打ち上げ花火みたいな楽曲は4iが良いけど、KICK BACKやピースサインみたいな曲は4の方が楽しく聞けたし、、、
Soranziとかは4iですが、ライラックや青と夏はAir Pro 4の方が楽しい、、、
YOASOBIやヨルシカみたいに高い解像度をもって繊細に聞きたい場合もあれば、あいみょんもロック調の場合もあるし、、、(笑)



結局はジャンルですね(笑)
しっとりと聞きたい場合、幅広い音楽を楽しみたい場合は、Air Pro 4iの方が汎用性が高く、どれも綺麗に解像度をもって聴けるでしょう。
Air Pro 4は何度も言うように、ロックが楽しいです(笑)
ですので、




こんなパラメーターをつけて、総合得点が25点に一致したのですが、これはあくまで個人的な場合。
ロックが好きな僕なので、4も好みでしたが、多くの場合、7割くらいの方は4iの方が良いのかも?
とは思いましたね。
いずれにせよ、どちらも価格的にはかなり完成度の高いイヤホンだと思うので、どっちを選んでも満足度は高いイヤホンだと感じることでしょう!