黒とオレンジのポータブル電源を扱う、Jackeryというメーカー。
読み方はジャクリー、今回はこの企業について。

会社概要・安全性・ネガティブイメージ
これら包括的な視点で、企業について解説していきます。

当ブログらしく、かなり詳しくまとめたと思います!
ざっくりまとめると下記↓
- 創設者は元Appleのバッテリーエンジニア
- 世界的に見ても重要ポジションの企業
- 日本市場への参入の早さと市場の追い風
- 言うまでもないが、安全性について
- EcoFlowやBLUETTIとの違い・比較
一方でネガティブ要素に関しましては、実際に起きたJackery製品の発火事故報告についてもまとめています。
過去に消費者庁が報告している、事故情報データバンクシステムを参考にしているので、情報の信頼性も確かです。



ちゃんと事実は精査しながら報告しますね!
ただ単にJackeryの紹介をして、



この企業は安全なメーカーです!
とか言って、結局商品をPRするだけ、みたいなつまらないブログ記事にはしたくありません。



どうせなら市場的な背景とか、ライバル企業も含めて、ポータブル電源市場について詳しく話したいですね!
なお、これより下記の文章はAIを部分的に用いています。ハルシネーション(錯誤)を避けるためのプロンプトを入力しているのと、情報は目視にて確認しています。



AIまとめにコメントしつつ、解説していきまっせ!
僕がAIと対話・情報を精査したものをまとめたので、AIだけよりも、手動執筆だけよりも深い内容になっていると思います!


- 謎中華ブランドは1000以上調べてます
- 仕事関係で中国深センへの訪問経験
- 日本向けの中国ブランドのチームでHP作成担当
- 心理学も勉強しています(結構役立つ)
- 趣味:アウトドア、PC関連、カメラ等
- 自己紹介とサイトについてもよければ見て!
【会社概要】Jackeryはアメリカ設立の中国の大手企業
まずはJackeryが、中国国内・世界的に重要なポジションの企業であることを、ざっくりと紹介しますね。
- 2012年設立
- 孫中偉というAppleのバッテリーエンジニアが創設
- 日本市場への早期参入と市場開拓
- 安全性の高さ



この辺はキーワードになってくるかと!
アメリカカリフォルニア州で設立された中国の企業



アメリカカリフォルニア州で中国の企業?
ってなるかもですが、これは良くある話で、グローバル展開を最初から狙った企業がとる戦法って感じ。



レボイト・SHEINなど、いろんな中国ECブランドがこの体制ですね!
Jackeryの設立は2012年、アメリカカリフォルニア州で設立されています。
孫中偉という方が創設者で、この方は元々、Apple製品のバッテリーエンジニアをやっていたそう。
そりゃあ優秀ですわ。
Appleもカリフォルニア州のシリコンバレー企業なので、そりゃあ独立するとなったらJackeryもアメリカ設立にするでしょうね。



ってことで、Jackeryは最初から世界を狙っていたと思われます。
中国国内の重要ECブランド
以前、「2025年版中国ECブランドトップ100ブランド」という中国の記事を翻訳し、まとめました↓


厳密には違うけど、Amazonとかで売られている中国製品のトップ100企業、みたいに思ってもらえばOKかな。



中国向けの記事なので、国内の影響力でランク付けされてそうな感じですが。
この中でJackeryはランキング37位に位置しており、中国のEC販売系ブランドの中でも重要なポジションにあると言えそうです。


ただ、後述もしますが、中国国内のシェアについてはEcoFlow辺りに劣る感じかもしれません。



Jackeryは日本市場に強いみたいですよ。
日本市場の開拓
Jakeryは日本市場がアツいです。
っていうのも、日本のECネット販売市場に早期から目を付け、日本人の認知や信頼性を初期で獲得しました。
アウトドアブームと防災意識の高まりが追い風になって、さらにシェアを伸ばしたとかなんとか、、、



この辺りは後でまとめますね!
Jackeryの創立から市場開拓までの流れ
Jackeryは2012年にアメリカで創設し、ポータブル電源・ソーラー製品と市場を開拓しました。
ジャンル自体が新しくもあり、脇道逸れずに事業開拓したこともあるのでシンプルですが、市場開拓の流れを簡単にまとめてみますね。



現在のJackeryラインナップに納得できると思います!
設立から製品開発まで
Jackeryは2012年にアメリカのカリフォルニア州で設立されました。


創業者は孫中偉というAppleの元バッテリーエンジニア。
設立当初からアウトドアや災害時の電力供給を目的としたバッテリー製品の開発に焦点を当てていましたこともあり、ポータブル電源市場の開拓に注目したのでしょうね。



Appleのバッテリーエンジニアって、相当優秀なのでしょうね、、、
ポータブル電源市場の開拓
Jackeryは2015年にポータブル電源市場に参入し、一気にブレイク。
それまでの発電機は騒音が大きく、燃料を使うため環境に優しくありませんでしたが、Jackeryはよりクリーンで静かなバッテリー製品を市場に投入しました。



ガソリンを使うタイプって、うるさいし煙いんですよね、、、(仕事で使ったことあるんです)
このタイミングが、アウトドアブームの広がりと重なり、消費者のニーズに合致しました。



個人的には、防災ブームも良かったんだと思うな。
ソーラー製品との統合
2018年にはポータブルソーラーパネルを開発・製品化しました。
これにより、ポータブル電源とソーラーパネルを組み合わせた「Solar Generator」という新しいコンセプトを提案しました。





これの事だね!
最近のJackeryはこの抱き合わせセットを確かによく見る!
このシステムは、屋外で繰り返し充電できるという持続可能な電力ソリューションとして評価され、Jackeryのブランドイメージをさらに強化しました。
これらの戦略により、Jackeryはポータブル電源市場の先駆者として世界的なシェアを獲得しました。
その成功は、単に製品を販売するだけでなく、新しいライフスタイルと持続可能なエネルギーのあり方を提案したことにあります。
ただまあ、ガッツリデカいソーラー製品との組み合わせは、欧米・オーストラリア的なイメージは強そうではありますがね。



日本だと、ニーズ的にはもう少し小規模な感じかな?
日本市場への展開
Jackeryって日本での展開が特に早く、今度はこの辺りをまとめてみますね。
Jackeryは、以下の戦略で日本市場に展開しました。
市場調査と製品ローカライズ
日本のアウトドア市場と防災意識の高さを徹底的に調査。
日本のユーザーが求める軽量性、コンパクトさ、デザイン性を考慮した製品を開発しました。



簡単に言えば、最初から日本市場をガッツリ考えていたって事ですよね。
小さいと思われる日本ですが、実は人口とか経済的にみると、世界的にもかなり重要な市場なのですよ。
積極的なプロモーション
著名なアウトドア雑誌やウェブメディアと連携し、製品のレビュー記事やタイアップ広告を多数掲載。
SNSでもインフルエンサーを活用してブランド認知度を高めました。


心当たりがあるとするなら、PR TIMESとかキャンプハックの事かなー。
あとはマイベスト辺りもそうかも。



大手メディアって、広告料に結構お金とって運営してたりしますものねー。
ちな、PT TIMESは月額7万円とか見ました。
SNSを活かしたプロモーションについては、最近はEcoFlow辺りのほうが上手な気もせんでもないですが。
大手ECサイトでの展開
Amazonなどの大手ECサイトに早期から出店し、多くのユーザーに製品を届けられる販売網を構築しました。
これにより、全国どこでも手軽に購入できるようになりました。


キャッシュレス文化の普及が遅かった認識の日本ですが、実はECサイトの普及ってかなり早かったんですよ。
例えば楽天とか日本Amazonって1990年代から始まってまして、ユーザー数も割と早い段階で伸びた感じ。



うちも実家は2000年代から使ってた記憶、、、
ゆえに、ECサイト販売の事業展開として日本市場が重要だと、Jackeryは早期判断したのかもですね。
カスタマーサポートの強化
日本語での手厚いカスタマーサポート体制を整備し、ユーザーの信頼を獲得しました。
長期保証や修理サービスも充実させ、安心して製品を使える環境を整えました。



これは日本人なら重要視しますよね!
市場開拓だけでなく、サポートも充実させることで、盤石な地位と信頼性を確立してきたってことですかい。
市場ニーズとの合点
Jackeryの製品が日本の市場ニーズと合致したのは、以下の点です。
- アウトドアブームとの連携
- 防災意識の高まり「アウトドアだけでなく、災害時にも役立つ」
- ソーラー製品との組み合わせ
キャンプ・車中泊などのアウトドアブームと、防災意識の高まりが完全に合致したことで、Jackery製品は非常に魅力的な製品に昇華。



アウトドアだけでなく防災「にも」使えるってデカいかも。
購入する大義名分になるというか、心理的にもお得感マシマシですよね。
ってなわけでJackeryは、
日本市場への早期参入・盤石な体勢・ニーズ的な追い風
この3点で考えると、こうして注目される理由が見えて来るかも。
Jackeryの売れ筋製品
会社概要や市場についてまとめたので、ここらでJackeryの売れ筋製品・人気モデルについて紹介していきます!



サイズ展開が分かりやすいかと!!
ちなみに下記を見て頂ければ分かりますが、ランキング上位はほぼJackery製品で占められていました↓



やっぱ、Jackeryはめちゃ人気っぽいですね。
ピックアップしたのは下記4つのモデル↓
モデル名 | バッテリー容量 | 定格出力 | スマホ充電回数目安¹ | ノートPC充電回数目安² | サイズ (mm) | 重量 (kg) |
---|---|---|---|---|---|---|
Jackery ポータブル電源 240 | 240 Wh | 200 W | 約19回 | 約4回 | 230 x 133 x 200 | 3 |
Jackery ポータブル電源 500 | 518 Wh | 500 W | 約41回 | 約9回 | 301 x 193 x 242 | 6 |
Jackery ポータブル電源 1000 | 1002 Wh | 1000 W | 約79回 | 約17回 | 333 x 243 x 262 | 10.6 |
Jackery Solar Generator 1000 | 1002 Wh | 1000 W | 約79回 | 約17回 | ポータブル電源 1000と同じ | ポータブル電源 1000と同じ³ |
¹ スマートフォン(iPhone 14 Pro/約12.6 Wh)をフル充電した場合の概算値です。
² ノートPC(MacBook Air M2/約52.6 Wh)をフル充電した場合の概算値です。
³ Solar Generatorはポータブル電源とソーラーパネルのセット製品です。ソーラーパネル(SolarSaga 100)の重量は約4.6kgです。
エントリーモデルからミドルレンジ辺りで集めたので、おおよそこの辺りから選ぶと良さそうですね。



おそらく8~9割くらいの方は、この中から選ぶかと!
Jackery ポータブル電源 1000


モデル名 | バッテリー容量 | 定格出力 | スマホ充電回数目安¹ | ノートPC充電回数目安² |
---|---|---|---|---|
Jackery ポータブル電源 1000 | 1002 Wh | 1000 W | 約79回 | 約17回 |
Amazonのポータブル電源売れ筋ランキングではNo.1になっている、Jackeryの定番。



1ヵ月で500点以上売れていましたね。
ちなみに楽天市場では人気No.3でした。
こんなユーザーにおすすめ
- ファミリーキャンプやグループキャンプなど、大人数での利用
- 連泊のキャンプや長期の車中泊
- 災害時の頼れるバックアップ電源を探している方
Jackery Solar Generator 1000


モデル名 | バッテリー容量 | 定格出力 | スマホ充電回数目安¹ | ノートPC充電回数目安² |
---|---|---|---|---|
Jackery Solar Generator 1000 | 1002 Wh | 1000 W | 約79回 | 約17回 |
楽天市場のポータブル電源の人気ランキング



楽天はどうやら、ソーラーとの組み合わせモデルが人気みたいですね。
ちなみにですが、楽天2位は色違いモデル↓


こんなユーザーにおすすめ
- 電気を自給自足したい方
- 連泊のキャンプや長期の災害に備えたい方
- 「電気を使い切る心配をしたくない」という方
Jackery ポータブル電源 500


モデル名 | バッテリー容量 | 定格出力 | スマホ充電回数目安¹ | ノートPC充電回数目安² | サイズ (mm) | 重量 (kg) |
---|---|---|---|---|---|---|
Jackery ポータブル電源 500 | 518 Wh | 500 W | 約41回 | 約9回 | 301 x 193 x 242 | 6 |
Jackery製品のAmazon人気No2はコレ。
1000よりコンパクトで、価格も半値程度のモデル。



手軽な車中泊とかにいいですね。
僕が持ってるのも、多分このサイズ。
こんなユーザーにおすすめ
- 日帰りから1泊程度のキャンプを楽しむ方
- 車中泊の電力をまかないたい方
- 必要十分な機能を求める方
Jackery (ジャクリ) ポータブル電源 240


モデル名 | バッテリー容量 | 定格出力 | スマホ充電回数目安¹ | ノートPC充電回数目安² | サイズ (mm) | 重量 (kg) |
---|---|---|---|---|---|---|
Jackery ポータブル電源 240 | 240 Wh | 200 W | 約19回 | 約4回 | 230 x 133 x 200 | 3 |
次点で人気なのが240モデル。



エントリーモデルって感じですね!
こんなユーザーにおすすめ
- ポータブル電源を初めて買う方
- モバイルバッテリーの代わりとして使いたい方
- 荷物をできるだけ軽くしたい方
Jackeryの安全性・危険性・発火について
この記事にたどり着いた方の中には、
中国ブランド・製品=危険
みたいなイメージがあるかもしれません。



特にバッテリー系は不安になりますよね
ってことで、この項目ではJackeryバッテリーの危険性と安全性についてまとめますね。
言うまでも無く「安全」な部類
Jackeryは世界的なシェアも多くユーザーが多いので、開発やアップデートも積極的。
いうまでも無く「安全な部類」になりますね。
上記の動画を見て頂いた方が早いですが、Jackery製品が安全である3つの理由と言う事で、ちょっとまとめてみます。



発火耐性や耐熱に優れた素材を使って、試験もクリアしてる、って感じかな!
Jackeryは、製品の安全性を最優先事項と位置づけ、3つの柱でユーザーの安心を支えています。
- 高品質な素材とバッテリーの採用
- 高度な安全機能の搭載
- 徹底した品質管理と公的認証
1. 高品質な素材とバッテリーの採用
一部の高機能モデルに熱安定性が非常に高い、リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4)を採用しています。
このバッテリーは、熱暴走による発火リスクが低いとされており、安全性が求められるポータブル電源に最適です。



最近はリチウムイオンの発火対策もどんどん増えていますよね。
余談ですが、こんなのもありますし↓


それと本体には、UL94V-0という高い難燃性基準を満たした素材を使用しています。


UL94 V-0 は、プラスチックなどの材料の 燃えにくさ(難燃性)を評価する規格の一つ です。
- UL94とは?
-
アメリカの安全規格機関「UL(Underwriters Laboratories)」が定めた 樹脂や絶縁材の燃焼試験規格。
主に電気・電子機器で使われるプラスチック部品が「火災を広げにくいか」を確認するために使われます。
- V-0の意味
-
- V-0:最も厳しい基準のひとつ。
- 燃焼を止めるまでの時間が 10秒以内
- 試料から落ちた粒子(燃えカス)が 下の脱脂綿に着火しない
- V-1:燃焼停止が30秒以内ならOK(V-0より基準が緩い)
- V-2:燃焼停止は30秒以内でも、滴下物が下の綿に着火してもOK
- V-0:最も厳しい基準のひとつ。



簡単に言えば、燃えても鎮火しやすい、燃焼しにくいプラスチックってことですね。
万が一の事態でも燃え広がりにくく、外部からの衝撃や熱にも強いため、内部のバッテリーをしっかり保護します。
2. 高度な安全機能の搭載
すべての製品にバッテリーの状態を常に監視される、バッテリーマネージメントシステム(BMS)を搭載。
これにより、過充電、過放電、過電流、短絡、過熱といった危険な状態を自動で検知し、制御することで、事故を未然に防ぎます。



内部CPUで発熱状況とかを観察・制御してるって事かい。


ackery独自の充電技術「ChargeShield」は、バッテリーの健康状態を最適に保ち、自然放電を抑えることで、バッテリーの寿命を長持ちさせる役割も果たしています。
3. 徹底した品質管理と公的認証
製品は市場に出る前に、Jackery独自の厳しいテストと、公的な機関による認証を受けています。
落下や振動、極端な高温・低温環境下での動作確認など、533項目にも及ぶ独自の品質テストを実施。
これにより、様々な使用環境での耐久性と安全性を検証しています。


日本国内で販売されるJackery製品は、電気用品安全法に基づくPSEマークを取得しています。
さらに、災害時にも役立つ信頼性の高い製品として、一般社団法人防災安全協会から「防災製品等推奨品」の認証も受けています。



ってな感じで、Jackeryの製品は、当然ながら安全にめちゃ配慮していますのでご安心を!
ただ、発火したって報告も、もちろんながら存在。
数件の発火報告
下記は消費者庁が管理する、事故情報データバンクシステムに掲載されたJackery製品の発火報告の一部です。



やはり、リチウムイオン電池である以上、稀に発火はします。
使用者は、事故発生前にキャンプで当該製品を使用した後、自宅にて充電を開始し、6~8時間経過した頃、「パチパチ」と音が出始めたため、ACアダプターのDCプラグを外したが異音は止まらず、約30分後に大きな破裂音と共に発煙し、出火した。
事故情報データバンク
件数は1件のみでなく、いくつか報告がありましたね。



数が出ている分、報告も多いっちゃ多いです。
なお、それはJackeryの報告だけでなく、EcoFlowや日本製のポータブル電源も発火していました。
日本が取り扱うバッテリーも発火する
当然ですが、日本企業が取り扱うポータブル電源発火します。



やはり、リチウムイオン電池である以上、こちらも稀に発火はします。
幾つかの日本企業製品の発火報告を貼り付けます。
JVCケンウッドが扱うポータブル電源↓


LACITA(株式会社ポスタリテイト)↓


加島商事株式会社↓
ライノプロダクツ↓
株式会社関谷↓
株式会社イデアル↓
株式会社エムケートレーディング↓
エスケイジャパン株式会社↓
株式会社パオックブランド↓



これくらいにしておきましょうか(笑)
ってなわけで、日本企業が扱うポータブル電源だってもちろん発火・出火します。
というより、これら上記の日本企業については、日本企業が扱うというだけの中国製品です。


なんならOEM元はJackeryよりも信頼性の低い無名メーカー(なんならメーカーですらない)の場合がほとんど。
ですので、よほど日本企業が扱うブランドの方が信頼性が低いかと。



輸入販売する場合は、コストが安く済むように謎製品を扱うんで。
って考えると、ポータブル電源のトップ企業として多くの製品をリリースするJackery製品の方が、研究開発やアップデート的な観点で安心だと、個人的には考えています。


【日本製より安心?】ポータブル電源、失敗しない選び方と「Made in China」の真実
この章では、ポータブル電源を選ぶ上で知っておきたい「Made in China」の真実と、なぜ有名中国メーカー製品が自信を持っておすすめできるのか?
を解説します。
1. 「日本製」という概念が通用しない市場
まず、知っておくべきは、ポータブル電源という製品ジャンルは、ほとんどが中国で設計・製造されているという事実です。



日本企業が扱っているのは、中国のOEMですね。
日本のメーカーが販売している製品の多くも、その心臓部であるバッテリーや基板は中国の工場で作られ、一部の組み立てや品質チェックを日本で行う、というケースが一般的です。
つまり、「ポータブル電源は日本で作る」という概念自体が、この業界にはほぼ存在しないのです。
そのため、選ぶべきは「どこの国の企業か」ではなく、「どこの企業が信頼できるか」という視点に切り替えることが重要です。
2. 業界を牽引するのは「技術力のある中国メーカー」
Jackery、EcoFlow、BLUETTIといったブランドは、単なる中国の工場ではありません。
彼らは、ポータブル電源市場が黎明期だった頃から研究開発を行い、業界を牽引してきたパイオニアです。
- EcoFlow: わずか数十分で満充電できる「急速充電技術」を開発し、市場に大きな衝撃を与えました。
- Jackery: ポータブル電源とソーラーパネルを組み合わせた「ソーラージェネレーター」という新しい使い方を提案し、アウトドアや防災の概念を変えました。
- BLUETTI: 大容量・高出力の製品に特化し、家庭のバックアップ電源としても使えるプロフェッショナルな製品を多数生み出しています。
このように、彼らは「安くて低品質」な製品ではなく、「最新技術と圧倒的な製品力」で世界市場のトップに君臨しているのです。
3. 「なぜ安心?」安全性への徹底したこだわり
「それでも、万が一発火したら……」という不安は当然です。
しかし有名メーカーの製品は、その不安を払拭するだけの安全対策を徹底しています。
- 日本の安全基準「PSEマーク」のクリア: 日本で販売されるすべてのポータブル電源は、電気用品安全法に基づくPSEマークの取得が義務付けられています。JackeryやEcoFlowなどの大手メーカーは、この厳しい審査をクリアし、国から安全性が認められています。無名の安価な製品では、この認証をクリアしていないものもあるため、注意が必要です。
- 高度な「BMS(バッテリー管理システム)」: これら大手メーカーの製品には、BMSという高度な頭脳が搭載されています。これにより、過充電、過放電、過電流、短絡、過熱といった危険な状態を常に監視し、自動で制御することで、事故を未然に防いでくれます。
- 安全なバッテリーと素材の採用: 多くの製品に、熱暴走による発火リスクが低いリン酸鉄リチウムイオンバッテリー(LiFePO4)が採用されています。また、本体素材も難燃性の高いものが使われているため、万が一の事態でも被害を最小限に抑えることができます。
まとめ:ポータブル電源選びは「ブランドの信頼性」で
ポータブル電源は、スマートフォンや家電を動かすための大切な電源です。
「日本製か、中国製か」という視点ではなく、「信頼できる大手メーカーの製品か、そうでないか」という視点で選ぶことが、あなたと家族の安全を守る上で最も大切です。
ぜひ、今回ご紹介した点を参考に、あなたの用途にぴったりの安心できる一台を見つけてみてください。
Jackery/EcoFlow/BLUETTIの比較・違い
先ほど記載した下記のまとめ記事ですが↓


この中にはJakeryの他にEcoFlowとBLUETTIなどのポータブル電源を扱う企業も入っており、それぞれランキングとしては下記でした↓
Jackery | EcoFlow | BLUETTI | Anker | |
---|---|---|---|---|
2025年上半期 | 37位 | 14位 | 32位 | 2位 |
2024年上半期 | 39位 | 13位 | 34位 | 2位 |
これを見ると、案外Jackeryはランク低位。
中国国内でのポジションは、JackeryよりもEcoFlowやBLUETTIの方が序列は上っぽいですね。



Jackeryは日本市場で強いって事かな?
ただ、世界シェアとしてはEcoFlowよりもJackeryのほうが多いという話なので、このランキングも一概に言えませんが(笑)
いずれにせよ、これら3社は既にポータブル電源市場の世界シェアを獲得していると言えます。
最後に、これら3社の違い・比較を簡単に解説して終わりにしようと思います。
Jackery、EcoFlow、BLUETTIは、ポータブル電源およびソーラー製品市場を牽引する主要なブランドであり、それぞれ異なる強みと戦略を持っています。以下に、各社の市場における違い、主力製品、得意な地域について解説します。
各社の概要と市場における立ち位置
Jackery(ジャクリ)


2012年にアメリカで設立され、ポータブル電源市場の先駆者として知られています。
特に「ポータブル電源」という言葉を一般に浸透させた功績が大きいとされています。
世界シェアではEcoFlowと並びトップクラスで、特に日本市場で高い人気を誇ります。



Jackeryは日本市場での認知が大きいですね。
EcoFlow(エコフロー)


2017年に中国で設立された新興企業でありながら、急速に市場シェアを拡大しました。
技術力が高く、急速充電技術やモジュール式バッテリーなど、革新的な製品を次々と発表しています。
世界シェアではJackeryに次ぐ2位とされています。



SNSマーケティングなどを通して、絶賛伸び中でございますね。
BLUETTI(ブルーティ)


大容量・高出力の製品ラインナップに強みを持ち、長期保証や耐久性にも力を入れています。
JackeryやEcoFlowと並び、世界市場で主要なプレイヤーの一つです。
特に大規模な電力供給を必要とするユーザー層に支持されています。
市場の細かい違い
Jackery(ジャクリ)
アウトドア初心者からベテランまで、幅広い層をターゲットにしています。
特に「軽量・コンパクト」な製品が多く、持ち運びやすさを重視するユーザーに人気です。
EcoFlow(エコフロー)
高性能、多機能、そしてスマートなソリューションを求めるユーザー層にアピールしています。
キャンプや車中泊だけでなく、災害時の家庭用バックアップ電源としても力を入れています。
BLUETTI(ブルーティ)
大容量・高出力の電源を求めるヘビーユーザー、プロフェッショナルな用途、そして停電時の本格的な家庭用バックアップ電源を検討する層に特化しています。
高品質、高耐久性、長期保証を前面に打ち出し、信頼性を重視しています。
主力製品
Jackery ポータブル電源 1000 New


1000Whクラスで業界最軽量級のモデル。軽量・コンパクトを売りに、アウトドアでの主力製品となっています。
EcoFlow RIVERシリーズ


軽量・コンパクトなモデルで、アウトドアや日常使いに適しています。急速充電やモジュール式拡張機能はRIVERシリーズにも採用されています。
BLUETTI ACシリーズ


大容量・高出力のラインナップが豊富で、特にAC200LやAC300などのモデルは、家庭全体への電力供給も視野に入れた製品です
売れている地域
Jackery
アメリカで設立された企業ですが、特に日本市場での知名度とシェアが非常に高いです。
これは、早い段階から日本市場に参入し、プロモーションを積極的に行ったことが影響しています。
EcoFlow
アメリカ、ヨーロッパ、日本など、グローバルに事業を展開しており、世界的に高い人気を誇ります。
特に、テクノロジーに敏感なユーザーが多い地域で支持されています。
中国も重要な市場の一つですが、売上全体に占める割合は10%程度とされています。
BLUETTI
アメリカやヨーロッパを中心に、世界100カ国以上で事業を展開しています。特に大容量製品の需要が高い地域で強みを発揮しています。