Makuakeと検索すると出てくる、ちょっと心配になる予測変換。
もちろん良さそうな検索もあるのですが、どうしてもそこは人間心理、悪いレビューは際立ちます。
- makuake ひどい
- makuake 騙された
- makuake トラブル
- makuake 悪評
- makuake 詐欺
- makuake 評判
ざっとこんな感じでしょうか。
当サイトではいつも、中国系謎ブランドにおける評判をまとめる記事を書いているのですが、Makuakeについて気になったのでまとめてみました。
結論、Makuakeの「中国製品」には要注意かな。
ここからMakuakeの事を結構ディスります。
でもちゃんと、Makuakeの良い所もちゃんと言います。
ある側面ではクリーンさがあり、プロジェクトとして面白いな、魅力的だなと感じる面の多い、Makuakeに参加するプロジェクト。
ある側面では、中国のクソガジェットを紹介する情弱ビジネスじゃん、って思うような面も。
概要をまとめると以下のような内容になっています↓
- Makuakeには良い側面もちゃんとある(社会貢献的にも価値がある)
- ちゃんと詐欺もあるっぽい
- 実はめっちゃビジネスビジネスしている
- 19,800円で売っている製品も、Makuakeだと69,700円で売られていた報告も
- Makuakeはマーケティングと心理学で巧みに誘導してくるよって話
- ちゃんと知識があれば騙されないよって話
- 中国製品を売る側面は、ほぼ情弱ビジネス化しているよね。
とまあこんな感じ。
Makuake以外でも役に立つ考え方とかも得られるかもなので、よければじっくり見ていってください。
Xの民達からのポストも面白く鋭い視点が多いので、楽しんでください(笑)
私はMakuakeを使ったことが無いですし、外から見ているだけです。個人的な恨みも恩も無いですが、外から見ていて気になることが多いのでまとめたまで。全てXから得られた情報と、私の感想ですので、皆さんもあくまで「フラットな気持ち」で見て頂ければと思います。
Makuakeについて概要
Makuakeを簡単に紹介すると、クラウドファンディングか、目新しいプロジェクトを紹介するサイト。
公式のトップページを見ると、プロジェクトとして魅力的そうなものは多くありますね。
それらについては、僕もちゃんと評価していますし、魅力的だと思います!
所在 | 東京本社 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-16-1 Daiwa渋谷宮益坂ビル 10F |
代表取締役社長 | 中山 亮太郎 |
設立 | 2013年5月1日 |
資本金 | 3,138百万円 |
事業内容 | アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」を中心とした各種支援サービスの運営 研究開発技術を活かした製品プロデュース支援事業 |
会社概要もちゃんと書いてありまして、普通に日本の企業です。
今回はMakuakeについての紹介ではないので、簡単にコレくらいで終わります。
Makuakeの良さそうな所
前述のとおり、Makuakeの面白そうな所、魅力的な所は沢山感じます。
別に全部評価したわけでもないですし、Makuakeを利用したことも無いのでアレですが、改めてチェックすると色々興味を惹かれます。
僕はヴィーガンではないですが、刺さる人には刺さりそう。
プロジェクトとして面白そう、魅力的だなと思う物も。
めっちゃ個人っぽいものも。
普通に応援したくなる、クラウドファンディングらしい活動も。
これら多くが、Makuakeの良い側面に感じますね。
Makuakeが無いと日の目を浴びないプロジェクトもあるでしょうし、Makuakeのおかげで保護できる環境や活動もあるでしょう。
まず、これらを抜きにしてディスるだけというのはしたくないので、ちゃんと良い所は良い所として僕も認めています。
じゃあ、悪評はどこで立つんだろう?
【騙された?】Makuakeに関する悪評
さきほども触れた、心配になる検索欄。
- makuake ひどい
- makuake 騙された
- makuake トラブル
- makuake 悪評
- makuake 詐欺
- makuake 評判
- makuake 苦情
気になったので調べてみました。
調査方法はいつも通り、Xでまず傾向を探してきます。
とりあえず最初にヒットしたのは、良いレビュー。
良い感じのXポストは、そこそこ数が見つかります。
とはいえ、ガジェット・家電など、いわゆる「製品」ですね。
これらは注意が必要なのですよ。
僕が思うMakuakeの悪評は、たいていこの辺りからきています。
「Makuake 詐欺」と検索すると、出てくるのがだいたい「詐欺まがい」「ほぼ詐欺」「詐欺みたいな」系のポストです。
そうなのですよね、Makuakeに出ている製品って、クソ製品「も」多いので注意です。
ちなみに、ガチ詐欺っぽい事を報告しているユーザーも結構いましたので、本当に詐欺やバックレは存在するようです。
が、
Makuake側がやっているのではなく、Makuakeがサポートしている「中国企業側」がバックレている模様。
まあ、それら粗悪企業から手数料を取ってビジネスをしている、Makuake側も悪いっちゃ悪いんですが。
本当の詐欺は存在するのかも。
ただしフラットな目線で考えると、詐欺詐欺とそんなに簡単に言ってはいけない場合も。
例えばMakuakeで大成功する企業って結構あるのですが、あまりの爆発力に生産が追い付かない場合も。
なんせ拡散力の少ない「個人」や「中小企業」がプロジェクト参加するので。
そりゃああまりの人気だと、追いつかなくもなるよね。
「騙された」と言っているポストも、外から冷静に見れば「そんなわけないよな」「ちょっと待ってやれよ」って思うのもありました。
上記のポストをしている方みたいに、気長に待ってあげる事も重要かと。
これはちょっと言い過ぎかもですね(笑)
実際にアリエクやTemuにあるような、やすかろう悪かろうの製品がMakuakeには多いのも事実だと思います。
しかもTemuとかより高いからタチが悪い。
ちゃんとした老舗企業、ちゃんとした製品があるのも事実なので、全てまとめてMakuake販売されているモノは悪、そう決めつけるのは早いかと。
まじでフラットな目で見た方が良い。
一方、「Makuake ヤバイ」という検索では、分かりやすい回答が来ました。
どうやらヤバいのは、赤字的なヤバさかと。
といっても、Makuake自体急に伸びたので、そりゃあ落ち着いたら落ちますよ。
急に株価が落ちたのではなく、急に上がりすぎたから落ち着いた、という考えも可能。
株主さんの目線とは異なりますがね。
まあ急な大赤字だったので、そりゃヤバイってなるのは仕方ないですが。
ちなみに今は低空飛行をずっと続けています。
理由は大体これで、粗悪品も取り扱っている事がバレたというか、認識され始めたからという意見も。
ヤバくなったから粗悪品も扱って、なるべく手数料を取るようになったのか。
卵か先か鶏が先か的な考えにはなりそうですが、いずれにせよ「キチンとした商売をするべき」というこの方の言葉には同意です。
とまあ、おおむねこんな感じ
何が問題かは見えてきましたね。
- 中国企業の詐欺レベルの粗悪品
- 中国謎企業にマジで騙される(たぶん稀)
おおむね悪評の元凶は、Temuやアリエク、Amazonに売っているようなパチモン製品をつかまされて、評判を落としているのがヤバいっぽいですね。
こういったところから、Makuakeに対する苦情が出てくるのでしょう。
さて、ここからは深堀していきます!
Makuakeの汚い所、利用者目線で考えた時に厄介だと思う所、などを考察できたらと思います。
ビジネス化が見える
- クラウドファンディングの趣旨から外れている
- 製品を売っているだけ
ごもっともなご意見、ちなみに2020年3月の報告。
株価をめっちゃ落とし始めたのが2020年11月ごろからなので、株価と信頼性を落としたのは、自分たちが始めた事なのかも。
卵が先だったようです。
逆に言えば、売り手側のビジネス的な考えにおいても、Makuakeは推奨されています。
裏を覗くと、Makuakeの極めてビジネス的な側面が見えてきますね。
ま、企業なので儲けるのは仕方ないですが。
問題なのは、利用者が納得して買う事が出来ていないという事。
儲けることは正義ですし、個人的にも否定しませんが、まっとうな商売をして欲しいものです。
ということで、ここから先、利用者として(実質)騙されないために、心理学的な考えを述べていきます。
① 売り方がめちゃくちゃ上手い
これが良いのか悪いのか置いといて、Makuakeは売り方がめっちゃ上手い気がします。
というか、Makuakeにプロジェクト参加する「企業の商品紹介LPが上手」ですね。
LPとはランディングページの事で、商品紹介の主要なページ、上記のリンクもLPになると思います。
上のリンクは適当にMakuakeのトップに上がっていたのでチョイスしただけなので、別にこれがイイとか悪いとかではないですが、欲しくはなりますよね。
LPが上手な企業は、下手な製品でも売れます。
これはビジネスの鉄則ですね。
商品がイイのは勿論大切なのですが、イイ商品もLPがクソなら売れませんし、LPだけでクソ製品も良く見えます。
僕は心理学系やマーケティング系の本も何冊か読んでいますが、こういうのを読んでいると、自分が商法に引っかかりそうになっていく様子が客観視できますね(笑)
(あー、欲しくなってる欲しくなってる、、、この会社アピール上手だなぁ、、、)って。
気づければいいですが、気づけないとうまく乗せられて買っちゃいます。
というわけで、Makuakeプロジェクトの要注意ポイントその①
でした。
② 先行割引セールにやられる
Makuakeの製品系プロジェクトの恒例パターンとして、先行割引セールを行うという事。
最初に応募した人は30%OFF、後の方の人は20%OFF、みたいなやつですね。
はい、これもマーケティングの基本です。
- 今すぐに
- 今しかない
- 先着限定
みたいなセールとか限定って、私たちが思っている以上に引っかかりますし、焦燥感で判断力が鈍ります。
私たちが思っている以上です。
マーケティングの基礎を上手く使って、人間心理をうまく操ります。
まあそれが悪ではないですし、Amazonとか楽天とかもやりますし、資本主義社会の基本的な構図なので仕方ないのですが。
それをクソ製品でもやるからタチ悪い。
マーケティングのコツを上手く抑えてそれをやっている感じが、裏を知っている側からするとなんとも気持ちが悪いですね。
あとは、セールは普通にAmazonセール狙えばOKです。
↑これはMakuakeで良いと思った製品で、僕も持っています。
先行割引セールは勿論やっていましたが、Amazonや公式サイトでも頻繁にセールしています。
焦ってMakuakeで買う必要はないですね。
もちろんプロジェクト応援という気持ちで応募するならOKですが、この手の商品って「欲しいから買う」感覚の人がほとんどでしょう。
その場合は、Makuakeの先行セール商法で焦らず、普通に好評で売れて世に(Amazonに)でてから買えば良いでしょう。
評判が良ければ上記のドローンみたいにAmazonで定番化しますし、悪ければ消えていきます。
Makuakeの先行セールだけは、本当に焦らない方が良いと、個人的には思いますね。
③ クソ製品に騙されないように
例えば、ガジェット系はMakuakeに多いですね。
上記はアクションカメラですが、SJCAMというGoProのパチモン。
安いように見えますが、個人的には価格の割に高すぎます。
僕はアクションカメラを20個くらい使ったことがあるので、良く知っています。
たいていこの手の商品って、99%が中国製で、適当なパチモンがMakuakeにさも良い商品みたいに出てきます。
しかも、そのへんのAmazonで売っているし、Amazonの方が安かったりするし、いいことなしな事も結構。
Amazonだと埋もれて売れないけど、Makuakeだとなんか良さそうな気がして買っちゃう人はいるのでしょうね。
それでも結構な数の人が、それで満足しているし、性能も満足しています。
知らぬが仏ってやつですね。
気づいている人は気づいていますね。
まあ、Makuake側も対応には追われているようですが。
あとは、悪いモノばかりじゃないってのも、難しい所。
SOUNDPEATSは普通に良い製品なので、Makuakeの中華製品=ダメというわけでも無いのがね、、、
まあ
ってことです。
④ 騙される方も悪い
と、ここまでMakuake側や企業側を悪く言いましたが、50%は購入者が悪いです。
例えばこの寝袋商品、ぱっと見はとても良さそうです。
「特殊素材」というのが気になったので良く調べると、帝人の繊維が使われているようなので、それについては確かに良いものではあると理解。
知識があるから良いと理解しました。
ですが暖かさを表す表記には、国際基準であるEN規格と通せばR値という表記が出来るはず。
その記述が無い以上、どれくらい暖かいのかは不明ですね。
知識があれば、ちゃんと吟味できます。
「何となく良さそう」で物欲を刺激されて、知識が無いままマーケティング戦略と心理テクニックに操られて、セールで買わされる。
で、思ったより悪かったから詐欺まがいだと。
騙される方も悪いっちゃ悪いのですよね。
とはいえ、知識があって気づいている人はMakuakeで買わないので、知識が無い人が喜んで買っているのかと。
「詐欺まがい」だと言っているユーザーは、決して買わずに外から笑っているだけですので(笑)
対Makuakeに限らず、どんな買い物でも、です。
Makuakeは高い(手数料20%)
で、さっきのこのポストにもあったように、Makuakeだと他より高いのが通例のようです。
他ECサイトで19,800円のものが、Makuakeだと69,700円で売られているなどの報告も。
こりゃあ良くない
Amazonや楽天だと、他に安いモノと比較する場が整っていますよね。
こんな具合に、安さとか性能を並べて比較しやすいのがAmazonとか楽天です。
ではMakuakeは??
こちらは閉鎖的なLP(ランディングページ)の中で、極めて焦燥感のある先行セールに心が揺れます。
ああ怖い怖い(笑)
多分ですが、Makuakeだと高くても売れるのでしょう。
ちなみにAmazonだと手数料は5~15%のようですが、Makuakeはプロジェクト売り上げの20%が手数料とのこと。
そりゃあMakuakeに掲載してもらう企業側も、いつもより上乗せした金額で提示しますよね。
高すぎる、という意見は結構多いですね。
確かに高そうな感じはしますね。
結局のところ、知識をちゃんと付ければ踊らされずには済みます。
Makuakeの商品プロジェクト系は、極めて情弱ビジネス的な側面があるなと感じましたね。
情弱かー、、、って言っていて思ったので、「Makuake 情弱」で検索したら思いのほか出てきて笑いましたww
まだまだ出てきて面白いのですが、きりがないのでコレくらいに。
ですので、騙される方も半分は悪いよねって思うのは、この辺りをちゃんと調べて入れば騙されないからですね。
今はWebやXで情報はいくらでも拾えます。
総括
Makuakeについてめちゃくちゃディスってしまったので、最後は良い面もちゃんとおさらいしつつ、総括とまいります。
極めてクラウドファンディング的な、寄付的なプロジェクトもあります。
お金とかコスパとか「勘定」を抜きにして、プロジェクトの発見という意味でもイイと思います。
分かりやすい社会貢献もしています。
このように良い面にフォーカスした場合、Makuakeのちゃんとした存在意義や社会的な価値を考えることが出来ます。
何度も言いますが、これらを僕は全く否定していません。
ただし
- マーケティング戦略を利用した心理的誘導
- 焦燥感のある先行割引セール
- 閉塞感を利用したぼったくり
- 悪い製品をあたかも良いもののように紹介する企業(を、支援するMakuake)
- 本当に詐欺の報告も
これら悪い面にフォーカスすると、ちゃんとまっとうな活動をしてくれよ、って思いたくもなりますね。
以上、僕が思った事、X上で言われていることをまとめたものでした。