Amazonに売っているスマホ関連機器・ガジェットと言えばAnker、みたいな印象はあるかと思います。
ですが、Google検索でAnkerと検索するといくつか出てくる、心配になる検索履歴。
- Anker 危険性
- Anker 中国 大丈夫
- Anker 情報漏洩
気になりますよね、、、
僕も気になりました(笑)
当サイトはいつも、Amazonにある謎ブランドについての会社概要や評判について調査していますが、今回のターゲットはAnkerについて。
情報漏洩の危険性や製品の信頼性、という観点で考察したいと思います。
主は中国製品を割と好んで使用しますが、中国製品が必ずしも安全と断定してはいません。
もちろんAnker製品も使います。
そのへんのブログみたに「ANKERは大手なので安心です」みたいに忖度・当たり障りのない、くだらない結論には導きません。
結論、危険性があるという見方もできますし、安全という見方もできるので、最終的には皆さんの判断になるかと思います。
ただ事実をまとめることは出来ましたし、匙加減や考え方を共有することは出来ると思います。
判断のお助けになればと!
それを踏まえて、今回の調査内容の報告と考察と参ります。
- Ankerの会社概要(ざっくり)
- 中国国内におけるAnkerの重要性
- Anker製品購入時の情報の取り扱いについて(中国への情報共有は事実存在する)
- 我らユーザーとしての注意点と考え方
- Ankerの偽サイトに注意
- Ankerの偽物に注意
ざっくりまとめると以下のような感じ↓
詳細が気になるとは思うので、これより下記でじっくり考えてみてください!
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【会社概要】Ankerはどこの国?
まずは当サイトのタイトル回収から。
Ankerは2011年9月、中国深セン市に創立された電子機器のブランド。
中国におけるガジェット・電子機器製品のほとんどが、この深セン市含める広東省周辺で作られているといっても過言ではないくらい。
2011年創立というのも深センの黄金期みたいなもので、2010年のXiaomi/2006年のDJIなど、産業を動かす巨大な企業がおおよそ2005年~2015年に出来ています。
Ankerも中国の場所&時期のど真ん中企業です。
Ankerを作ったのは、まさかのGoogle出身者である、スティーブン・ヤン氏という方とその他数名の若者が創業したとのこと。
だからなのかな?Ankerにアメリカっぽさをずっと感じていたのは。
姉妹ブランドは「Soundcore(サウンドコア) 」、「Eufy(ユーフィー)」、「Nebula(ネビュラ)」などがありまして、今やモバイルバッテリー以外にも電子機器系は網羅している感じ。
Ankerはかなりの大手
そんなAnkerなのですが、実はというか当然ながら、中国ではかなり上位企業。
以前、中国上位50企業みたいなランキング記事(Kantar Blandという所とGoogle共同発表した記事を参考)をまとめたのですが、Ankerは16位にありました。
ちなみに16位は、日本の時価総額で言うと、KDDIとか三菱商事とかその辺りの立ち位置。
16位って多分ヤバイ所にあります。
最も影響力のある中国越境電子商取引ブランドトップ100(2024年第1四半期)という記事では、Ankerは2位の所に。
EC販売メイン企業に絞ったら、2位だったという感じですね。
3位がEufy、6位がSoundcore位がEufy、6位がSoundcoreなので、姉妹ブランド含めるとトップじゃね?
って感じ。
ちなみに1位はSHEIN。
ともあれ、Ankerがバカでかい企業であり、世界に影響力すらもたらす企業であることは裏付けられますね。
で、よくあるブログとかサイト記事だと、この辺からAnkerの紹介に移りますよね。
Ankerは大手なので安心です~!おすすめはこちらです~!
みたいに。
しょうもな!!(笑)
当サイトでは、「自分なら安心して買えるか?」という実質的な話をしていきたいです。
せっかく来て下さった読者の方に、分かりやすく納得できる情報を提供したいと考えます。
ここからは、Ankerの個人情報に関する意見と事実をまとめていきます。
中国への個人情報流出の危険性を不安視する声
Ankerと検索すると出てくるのが、検索履歴や関連キーワードにあるちょっと不安になる単語たち。
- Anker 中国 個人情報
- Anker 大丈夫?
- Anker 危険性
- Anker 信頼性
「危険性」とか「どこの国」とか、おおよそ中国企業であることでひとくくりにした、不安な検索結果はいつも通りなのですが、、、
↑似たような不安を持つ方は、Anker以外に沢山います。
ただし今回は、「個人情報」という検索がおおよそ気になったので、この点について深堀り
「個人情報」としっかり検索されるのは珍しいですね。
Anker製品は個人情報を中国に報告している
多くの報告が、楽天市場でAnker製品を購入する際、個人情報を中国に共有するという文章を心配されています。
しっかりと明記するんだ、、、珍しい。
※※※ご注意ください!!!※※※
と、ポップアップでしっかりと「お客様の注文情報を中国へも共有しており」と書かれています。
売り上げに響くでしょうに、楽天市場は正直者ですね。
Amazonでも同じく
同じくして、Amazonに置いても個人情報の共有を同意させられた、という方向がありました。
まあこれについてはアプリで後出し案件なので、★1評価をしたくなる気持ちは分からんでもないですね。
そしてどうやらこれについては、事実のようです。
次の目次にて解説します
ANKER本社からの文言(重要)
アンカー・ジャパン株式会社(以下、当社という)は、当社が取り扱う全ての個人情報の保護について、社会的使命を十分に認識し、本人の権利の保護、個人情報に関する法規制等を遵守します。
ANKER
まずはよくある個人情報取り扱いについて、クリーンな部分を。
個人情報については、もちろん適切に管理すると言われていますね。
では、個人情報を中国と共有するという事について書かれた文章も見ていきます。
Ankerが取り扱う個人情報の利用目的
Ankerには「当社が取り扱う個人情報の利用目的」という項目で、下記の文章も加えられています。
ちょっと長いですが、良く見れば内容は理解できますね。
(1)ご本人から直接書面によって取得する個人情報(ホームページや電子メール等によるものを含む)の利用目的を、取得に先立ち、ご本人に対し書面により明示します。
(2)前項以外の方法によって取得する個人情報の利用目的
分類 利用目的 個人のお客様情報 ご注文履歴管理のため
お問合せ対応のため
商取引の処理のため
メールマガジンの送信のため
広告・マーケティングのためお取引先担当者様情報 発注内容確認のため(通信記録等) 業務の受託に伴い、お客様からお預かりする個人情報 委託された当該業務を適切に遂行するため 当社は、個人のお客様情報に関して、上記の目的に限定して外国にある第三者に提供することがあります。この場合の提供先は外国にある業務委託先に限ります。
当社による外国にある第三者に対する個人情報提供先に関する情報は、次のとおりです。(1) 提供先の外国の名称
シンガポール共和国
中華人民共和国
アメリカ合衆国
ANKER
(1)の直接書面にて~、についてはほぼ無いと思うので、多くが(2)前項以外の方法によって取得する個人情報の利用目的になりますね。
おそらく買い物の登録情報とか、アプリ内の登録内容とかでしょう。
「上記の目的に限定して外国にある第三者に提供することがあります。」と書かれる内容には、「発注内容確認のため(通信記録等)」や「委託された当該業務を適切に遂行するため」とありますね。
その個人情報に対して、「外国にある第三者に提供」とあり、「中華人民共和国」と書かれます。
つまり、個人情報は中華人民共和国に提供することがあると。
Anker JAPANの個人情報の取扱いについて、しっかり書かれていました。
ただ、発注内容確認のために、なぜ国に情報を渡すのだ?とは思いますね(笑)
逆に言えば、それ以外はちゃんとしていると思う
疑い深い日本人として、お隣中国企業というか、中国共産党というか、習近平氏が信頼ならんという気持ちも大いに分かります。
公式が書かれているくらいだから、情報は中国に漏れているんでしょうね。
ただ、それに関してはHUAWEIもハイクビジョンも、大手中国企業はいつでも疑いをかけられています。
僕はそれらをちゃんと半分くらいは怪しいと考えつつも、普通に中国製品・中国コンテンツを利用しています。
情報が漏れたところで別にイイや、っていう考えですね(笑)
- 超大手である
- 個人情報保護は明記されている
- ちゃんと共有することも明記している(ここすごい)
ちゃんと共有することを明記している以上、おそらくそれ以上に個人情報を使う事は無いことは、その他の中国企業より信頼できそうではあります。
クレカ情報とか、プライバシーの侵害とか、個人に影響することは逆に心配が減りますね。
そもそもアメリカも怪しいし
余談ですが、中国が個人情報を得ようとするとしたら、アメリカやヨーロッパ諸国に勝ちたいからってのが恐らく。
情報戦争に勝つとか、世界中の情報を集めて、市場の調査に使うとか。
恐らくそんな感じ。
HUAWEI規制とかも有名ですが、その分アメリカも怪しいという声も、日本国民の声として結構多くあります。
この気持ちがあるのなら、Anker製品を購入する事をおすすめしませんが
この考えの方は、普通にAnker製品を使っていればいいと思います。
というかむしろ、ここまで大手で情報の扱いも明記してくれているんだから、個人的には逆に安心。
気にした所で、日本国民の多くがAnker製品を持っているよね(笑)
\ タイムセールもチェック! /
ただし、中国が嫌いならば無理におすすめはしません。
スパイウェアという過激な声も
中には、「Anker 中国 スパイ」とかいう過激な検索結果も見つかりましたので、これについても軽く触れておきましょうか。
これについては、中国企業を検索したときによくみつかる、「○○(ブランド・企業名) バックドア」という検索に似ていますね。
前述のとおり、Ankerは個人情報を守る面と使う面についてちゃんと明記しているので、もはやスパイチップを仕込む必要は無いでしょう(笑)
あと、この理屈ならほとんどのAmazonの電子機器製品は買えませんね。
Ankerの偽サイトに注意
もう一つ個人情報に関して重要なことがあるので、こちらも共有しておきましょう。
Ankerから報告されているのが、Ankerの偽サイトが報告されています。
2024年の報告なので、結構気を付けた方が良さそう。。
PRなどGoogleにお金を払えば、広告として検索の上の方に表示されることがあるので、もしかしたらAnker本物の公式サイトより先に偽物が出てくる可能性もあります。
実際に被害に会われた方の報告もありました。
URLがhttps://www.ankerjapan.com/なら本物。
http://anker-japan.com/(今は存在しない)なら偽物とのこと。
URLをちゃんとチェックですね。
あとAmazonで購入する際は、AmazonのAnker公式ストアになっているかどうかも重要です。
偽物のAnker製品をつかまされないように。
Ankerの偽物を見分ける方法
結構昔ですが、Anker製品には偽物が出回った事もあるそう。
やってしまったっぽい方も居ますね。
偽物の見分け方としては、ポートが違う、ケーブルにロゴが無いなどの見分け方があります。
でも買っちゃったら意味ないですよね。
という事で、個人的におすすめするのは「公式ストア」からの購入。
Anker公式ストアから購入してもイイですし、個人的におすすめなのはAmazonのAnker公式ストアですね。
商標登録を満たしていないと公式ストアは作れないので、Amazon購入の方はちゃんと公式ストアから購入しましょう。
Ankerのおすすめ製品
最後にAnkerおすすめ商品ジャンルを簡単に紹介して終わります。
モバイルバッテリー
発火報告はちゃんとあるけど、どう考えてもAnkerが最安定でしょう。
そりゃ売れているから発火報告くらいあるよ。
ちゃんと自主回収も報告もしているので、改善していると考えるとその他ブランドより安心でしょう。
モバイルバッテリー=アンカーって考えていい程、やっぱりおすすめ。
ケーブル
ケーブルもAnkerが最安定ですね。
この辺りは100均で買ってもイイですし、ホームセンターでもイイのですけどね。
どうせ高いものでも無いし、使用頻度も高いし、1000円くらいは出したいよね。
Amazon送料無料になるように付け加えて買うくらいが丁度良いですね。
イヤホン
イヤホンは厳密に言えばSoundcoreですね。
いまやアンダー1万円のワイヤレスイヤホンといえば、中国メーカーのを買っておけば間違い無い的な扱いです。
Ankerイヤホンは評判も無難に良く、コスパも最強角なので非常におすすめ。
マニア向けでは無いですが、性能と価格のバランスが良く万人受けですね。
ロボット掃除機
厳密には姉妹ブランドのEufy。
こちらも人気。
価格帯としては、SwitchBotやRoborockと同クラスの価格帯で、安定のロボット掃除機の一つです。
特にこだわりが無ければ、Anker辺りでも良いですね。
その他
電源タップ・ソーラーパネル・防犯カメラなどなど、色んな製品を扱っているので、一度公式ストアをざっと見てみるのをおすすめします。
色々あるので、案外面白いですよ!
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FAQ
- Ankerはどこの国のブランドですか?
- Ankerはどんな企業ですか?
- Ankerはモバイルバッテリー以外にどんな製品を扱いますか?
- Ankerは個人情報を中国に流出させますか?
- Ankerは中国企業ですが、モバイルバッテリー含む製品は大丈夫ですか?