知恵袋を見れば、「ダサい」という意見に同調して盛り上がっている場面を見かけます。
逆に、「ダサくないよ」「人によるよ」と、擁護されている場合もあります。
検索してみたら、たいていの場合が「人による」でまとめられています。
そんなこと知っています(笑)
面白くないですよね(笑)
ちょっと内容に深みが無いなぁ、、、
なんていつも思っていたので、いっそしっかりまとめてみました。
心理学も加えてまとめてみましたよ。
少しでもあなたの腑に落ちるといいなぁ、なんて思います。
【悪循環】需要があるから検索が残る
とりあえず簡単な事として、Google検索が際立って見えることは、頭に入れておくとよいでしょう。
まず誰かが「○○ ダサい」とかの検索をしたのでしょう。
Googleは頭が良いので、需要のある検索は残します。
そして誰かが予測変換を見て、気になります。
気になる検索はどうしますか?
おそらくみなさんも、気になって押しちゃうことでしょう。
特に自分が好きなブランドだった場合や、逆に否定する意見に共感を得たい場合に。
そうしてGoogleに残ったこのような検索は、みんなが気になってクリックするので残ります。
Google検索にあると、そりゃあ際立って見えますよね
クソ有名なブランドならばこの限りではありませんが、案外人のブランドとか、人は気にしていません。
ここは簡単な話なのでコレくらいで。
続いて心理学も入れながら、グループ的な話をしようかと。
【大前提】人は自分の属するグループを好む
まず大前提として、人は自分の属するグループを好むという性質があります。
関係ないようですが、他ブランドに対する攻撃的な意見と関わってくるので、分かりやすい例えから触れていきます。
日本人は日本人が好き
男性の方はヨーロッパの美人を、女性の方はヨーロッパのイケメンを、それぞれ想像してみてください。
はい、美しいですね。
ですが、あなたの好みのタイプは?
そう聞かれると、おそらく浮かぶのは日本人だと思います(例外はあるでしょうが)。
これは単に近しい存在だから、という事もあるのですが、近しい存在というのは愛着があり、親近感がわきます。
だから一般的に、日本人は日本人を好みます。
日本人を応援する
なぜ日本人は、オリンピックで日本人を応援するのでしょう?
簡単ですね、自分と同じ国だから。
特に親戚なわけでも無いですし、大切な人というわけでもありません。
それでも日本人は、日本人を応援するのです。
同じグループ、自分と同じグループに属するから。
同じブランドを身に着ける人
街中で自分と同じブランドを身に着けている人が居たら?
ちょっと気になりますね。
嫌な気を起こしますか?
いえ、どちらかと言えば、ちょっと嬉しくなると思います。
同じブランドを身に着ける人は、同じグループです。
【大前提】人は他のグループを嫌うように出来ている
白人は無意識のうちに、黒人を差別する
残念な知らせなのですが、白人もアジア人も、黒人を好ましく思いません。
これは特定のあなたに言っているわけではありませんが、人間の傾向としてです。
「差別はしない」と言っている人も、無意識の中では差別しています。
差別を無くすには、差別していることを認めるところから始めなければならない。
と言われるほど。
自分が好まない=攻撃したくなる
残念ながら、我々は無意識のうちに他のグループを差別しています。
自分とは違うブランドを身に着ける人を、無意識に攻撃しています。
黒人のほうが裁判で何故か不利なように。
僕私はそんなことない、と思っている方もいらっしゃるでしょうが、ダメです。
そうでない人もいるでしょうが、これは人間の「傾向」の話です。
平均すれば、全員が他グループに対して不平等です。
おそらく知恵袋等で、「ダサいよね?」と同意を求めている人は、違うグループへの攻撃性が「出てしまった」人。
「思う」と「言ってしまう」は別
けれども、ダサいと言ってしまう人には、ちと問題があります。
先ほど「出てしまった」人と言ったのは、Xや知恵袋で同意を求めたくなっている人。
ダサいと思わない人はいます。
ダサいと思うだけの人もいます。
ダサいと言ってしまう人もいます。
このうち、言ってしまう人というのは、人の気持ちが分かりません。
面と向き合って言ってない、というのはあるでしょうが、投稿を見ている人はいます。
多くの人は、「ダサいなぁ」と思っても、思っていることに気付くだけで、行動や言動に出しません。
面倒で出さない人もいれば、メタ認知がしっかりとできているので、あえて行動や言動にしない人もいます。
行ってしまう、投稿してしまう人は、メタ認知が出来ていません。
ダサいと言ってしまう人は、心理学的に考えれば、自分をコントロールできない「ダサい人」になるでしょう。
おじさん・おばさんを嫌う【世代間対立】
「○○ おじさん」
「○○ おっさん」
「○○ おばさん」
これらの検索も良く見かけますね。
年代も違うグループ
10歳も違えば、流行りも考えも、生きてきた時代が違います。
それらはもう、同じ日本人と言えど、全く違うグループになります。
日本という大きなくくりで団結したときは、同じグループになりますが、年代で見た時にグループが変わります。
グループというのはその都度変わるものです。
これが世代間対立というもので、当然のようにある考えなので、払しょくするのは難しいです。
それでも口にしてしまう、言葉にしてしまう人は、若者でもダサいかもしれませんね。
世代が違うブランド
世代が違えばグループが違います。
世代が違えば、流行りのブランドも違います。
つまり、世代が違うブランドは、グループが全く異なります。
ゆえにおじさんやおばさんと言われる世代は、若い世代から攻撃的な対象になる事でしょう。
強い印象の人が残る
プリウス乗りは全員ヤバイ奴。(プリウス=ヤバイ)
コレが分かりやすいでしょうか。
一部のヤバイ印象が、全体にイメージを及ぼしてしまうという事。
人間は、ある強い印象が特に残りやすいという性質があります。
これほど強烈な印象はないでしょう。
こうなると、目撃した人にとっては、その「ブランド=ダサい」になってしまうのは無理もないかもしれません。
つまり言いたいのは、そのブランドがダサいのではありません。
似合わなかった人がダサいのです。
これは差別でもグループでもなく、個人がダサいひとは確かにいます。
若者でもダサい人はいますが、年齢を重ねるごとにハードルが上がります。
なにせ生物学的には25歳からすでに劣化し始めているので。
人の意見を気にしないのはカッコいいですが、人から認められるには、ブランド以外の努力も必要ですね。
身体の維持、精神的な落ち着き。
ダサい個人にならないよう、これらは意識したいです。
面と向かっては当然言えない
そりゃあ立場は上にあたりますし、面倒な口論は避けたいです。
それでもどうしても口にしたいので、ネット上に書き込むのですね。
有名なブランドは叩かれやすい
流行っているものはイイ物
品質どうこうに限らず、人から選ばれるものはイイ物と錯覚しやすいです。
余談ですが、2件のレビュー数で☆2の製品より、50件のレビュー数で☆2の製品のほうが売れます。
明らかに後者の方がやばいのに、売れます。
余談でした。
とにかく流行っているものはイイ物とされ、流行りのブランドに人気が集中します。
反骨精神
ある一定のものが流行ると、当然反抗する人が出てきます。
これは母数の問題もあるのですが、反抗する人はいわば弱い状態です。
この場合の弱いというのは、流行りのものより「声が小さい」状態。
ゆえに秘かにダサいと思っていても、流行りの相手が強すぎます。
すると当然ながら、声を届けたい人たちが、「ダサい、ダサい」と言いまくるわけです。
支持者が多い流行りものほど、ネット上での書き込みは大きくなると思って良いでしょう。
これらの人たちに流されるか?
おじさん、おばさんをダサいと言ってしまう、面と向かって言えない若い世代。
無意識の差別に気付かずに、自分の思考に振り回されるまま「ダサい」と言ってしまう人。
「○○ ダサい」という検索や意見に振り回されるというのは、上記の人たちに振り回されるという事。
ダサい人たちに流される
もしもダサい人たちの意見に流されているのなら、流されるだけの意思が弱いという事。
上記の人たちの意見というのは、総じて程度が低いです。
威力が低く、通常であれば流されるに足りません。
そのブランドが本当に好きで、自分が納得しているのなら、流されません。
足腰の強い人ならば、弱い流れの川には流されませんよね。
自分の好みが確立していない人
昔から好きなブランドで、思い入れがあり、ポジティブな感情が想起されるブランド。
そんな確かな感情を持つ人は、自分の好きなブランドを大切にします。
「ダサい」という意見は確かに不愉快ではありますが、そんなネガティブよりも、己のポジティブイメージがちゃんと勝ります。
だから堂々としていて、人としてもカッコいいです。
逆にブランドを身に着けることで、権威性を纏おうとしている人は危険です。
気持ちの弱い人(足腰の弱い人)は、弱い流れの川にも流されます。
ダサい人に流されるのが、一番ダサいのかなと思っています。
結論、好きなブランドを身に付ければ良い
人にダサいと言われたとしても、確固たる思い入れがあれば大丈夫です。
そんなあなたはきっと、流行りすら気にしないでしょう。
大切なのは自分の価値観なので。
好きなものを身に着ける、好きなものに囲まれる。
それはとても幸せな事です。
決してブランドに踊らされても、ネガティブイメージに踊らされてもいけません。
見失いそうになったら、価値観を探し直してもいいかもしれませんね。
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