中国製品は危険?|バックドアや情報漏洩についてまとめ

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中国の企業は何かと悪いうわさが多いですね。

今回は、中国製品やアプリを使った際の危険性について、いろんな目線で考えたいと思います。

この記事で考察すること
  • 中国製品にバックドアは仕掛けられているのか?
  • 日本製品も実は危ないかも?
  • 中国とアメリカ両者の主張
  • 中国製はセキュリティレベルは低い?

中国企業と情報漏洩等の危険性について、多角的な面でまとめられたらなと思い、この記事作成となりました。

目次

中国製品に関する怪しい検索

中国ブランドを調べた際に、物騒で怪しげな検索履歴が残っている所を見たことがある人は多いでしょう。

まずはその物騒な検索に関して、僕らが前提として理解しておきたい検索履歴の仕組みについて、軽く解説します。

物騒な検索履歴

Googleに残る中国にまつわる怪しい検索結果を、いくつか心当たりあるものを挙げていきますね。

中國企業にまつわる怪しい検索結果
  • lenovo 買ってはいけない
  • ハイクビジョン 危険性
  • Temu 危ない
  • HUAWEI 問題

とまあ、これと似たようなパターンは多いですよね。

これらの検索結果はGoogle検索の仕組みで出来上がっているのですが、以下2つのパターンを理解しておきたいです。

  1. 黒い噂が実際にあるパターン
  2. 検索結果に残っているだけのパターン

です。

①黒いウワサがあるパターン

TemuやSHEINが扱う製品から、発がん性物質が検出されました。

などなど、実際に黒いウワサや事実が見つかったパターンです。

これはGoogle検索の際、予測変換として出てきておかしくないですね。

②検索結果に残っているだけのパターン

二つ目も良くあるパターンで、Google検索の履歴を皆がクリックするが故、検索履歴に残り続けるパターン。

どう検索しても危ない事実は見つからないのですが、中国ブランドであるがゆえに皆が心配するのでしょう、検索履歴の連鎖が残っているだけですね。

ラジカル

知名度のある、大手ブランドに多いです。

SwitchBot 危険性

黒い事実は見つからないのに、情報を扱いそうってだけで検索結果が危なそうに見えるパターンです。

ただし、個人的には中国製も日本製も、情報漏洩や危険性は全部あると思っています。

ラジカル

上記、検索結果のパターンを理解したうえで、中国製品の危険性について自分なりに解説します!

バックドア/危険性がある例

とりあえず、中国製品にまつわる悪いウワサが流れた企業について、いくつかピックアップしてみます。

HUAWEI

割と有名なやつ。

HUAWEIは情報盗んだとして、アメリカで規制されましたね。

これによって、HUAWEIはかなり打撃を受けたようです。

日本も規制してね

ラジカル

ちょっと無理ですね

各国にも規制をしてくれと、アメリカは圧力をかけてきたのですが、日本はそこまで厳密には対応しきれませんでした。

なお、もちろんHUAWEI側は否定しています。

アメリカ側が中国に圧力をかけるためのでっち上げだったのか、それとも本当なのか。

真偽については謎です。

Lenovo

中国企業の情報漏洩にまつわる話の、割と初期段階の2015年。

Lenovoにも個人情報流出の可能性は浮上していますね。

今でも避けている人はいると思います。

ハイクビジョン・ダーファ

中国大手のネットワークカメラ企業のハイクビジョンやダーファにも、バックドアが仕掛けられていたという話です。

これは個人的にもまとめ記事にしています。

中国は基本的にネットワークカメラ国家なので、中国国内の人の動きは監視&管理&統計されているみたい。

それを国外にまで手を伸ばしてきたので、問題となったやつですね。

ラジカル

日本の行政は、未だ普通にハイクビジョン製を使っているみたいです

個人的に完全に避けることは無理そうです。

Temu・SHEIN

情報を抜き取られるとか、クレカ情報が危ないとか言われている、TemuやSHEINといったショッピングサイト。

情報漏洩は噂的な感じですが、発がん性物質の方は問題になりましたね。

製品の回収も行っているので、多分これは本当かと。

バイドゥ(simeji)

スマホキーボードアプリのSimejiを扱うBaiduも、バックドアを仕掛けたというやつ。

文章データが欲しいのか、打ち込む文字のデータが大量に欲しいのか、多分多くのデータをかき集めているタイプのバックドアでしょう。

ラジカル

ちなみに便利なので、僕は未だにSimejiを使っています(笑)

Supermicro(米)

Supermicroはアメリカの企業ですが、中国工場にOEM製造を委託しているので、なんか自社製品にチップが仕込まれちゃったよ。

ってやつです。

アメリカは中国を嫌いですし、本当は頼りたくない。

でも企業としては安く作ってほしいから中国に頼むと、こういう事になる。

ラジカル

難しい問題ですねww

真偽は分からんにせよ、何やってんだって感じがします。

実は日本ブランドも危ない?
~OEM製造のパターン~

上記でSupermicroの話をしましたが、OEM製造をしている以上は、アメリカや日本企業の製品も危ないかも?

ってことになりますよね。

今やほとんど中国製ですので。

Supermicro

これは先ほどのヤツですね。

SupermicroはアメリカのPC・マザーボードの会社ですが、OEM先の中国工場で情報漏洩のためのチップが仕込まれたというものです。

シャープ

シャープのネットワークカメラも、バックドアで話題になったハイクビジョン製だったという記事。

型式番号で検索をかけるとOEM製造元が判明するらしいのですが、シャープ製のネットワークカメラが似ているなと気が付いた筆者さんが調べたところ、ハイクビジョン製だったことが判明。

とのこと。

富士通・NEC

富士通とNECは日本企業ですが、OEMはLenovoです。

Lenovoも2015年に個人情報流出とかありましたよね。

その他ほとんど

日本の安価な大手企業は、おおむね中国を使います。

1000万円程度の資本から始める日本の中小企業やスタートアップ企業も、ほとんどが中国工場の委託製造です。

Supermicroの前例がありますので、日本企業や日本のブランドと言えど、中国工場側で仕込まれているかもしれませんね。

Made In Japanと書かれていても、9割の部品を中国で製造し、残りの組み立ては日本で行えばメイドインジャパンになります。

ラジカル

部品も含めて中国ノータッチというのは、現実ほぼありませんね。

「中国はヤバイ」の目線で考えると

では、これら中国企業や工場に情報漏洩システムが搭載されているとしましょう。

それについて、中国はヤバイよっていう目線で何が起きているのか、ざっくりと紹介します。

中国は色々規制がある

中国は色々規制がありますね。

SNSも自由じゃありませんし、Googleマップもほとんど使えません。

代わりに独自のマップが機能して、独自のSNS(TikTok等)が発達しています。

国外の物は規制されていることが多いので、検索・メディアなどの情報は操作されている場合もあります。

ラジカル

北朝鮮ほどでは無いですが、中国側の情報はクリーンではない

国家情報法第7条

中国のトップは共産党です。

トップが「こうしなさい」と言えば、大手企業と言えど逆らう事は出来ないようです。

いかなる組織及び個人も、法律に従って国家の情報活動に協力し、国の情報活動の秘密を守らなければならない。国は、そのような国民、組織を保護する。

https://foetimes.com/377/#toc3

中国の憲法で、「共産党には協力しなさいよ」とする法があるのは、割と有名な話。

企業側はバックドアを仕込むつもりが無くとも、共産党が指示すればやらなきゃです。

ラジカル

だから影響力の大きい大手企業が、不祥事を起こすのかもしれませんね。

中国は隠すし、大手もヤバイ

中国は結局、バックドアなどの悪さをうまく隠すし、そりゃあ認めません。

クリーンに見える企業も、中国共産党の息がどこにかかっているか分かりません。

この考えで言うと、影響力のある中国大手企業程危ないと言えそうですね。

「中国はヤバくない」の目線で考えると

逆に、中国被害者説も言えないことはありません。

アメリカがビビっている

20世紀に覇権を取ったアメリカですが、21世紀は中国の快進撃に結構ビビっています。

社会主義と資本主義というおおもとの考え方も全然違いますし、アメリカと睨み合っているロシアと割と仲が良いのも中国です。

あんまり中国企業に影響力を付けて欲しくないので、アメリカは結構大げさに中国に規制や圧力をかけるなどをしていますね。

ラジカル

アメリカと中国は仲が悪いです。

特にトランプさんは自国アメリカ以外に興味が無いので、この頃めちゃめちゃに圧力をかけていましたね。

HUAWEI規制もこのあたり。

HUAWEIやハイクビジョン側の主張が正しいとするならば、悪いのはアメリカ側ってことになりますね。

ラジカル

中国企業被害者説はあるかもしれません

ただまあ、尖閣諸島にちょっかいをかけてくるなど、中国側が胡散臭いと日本人が感じるのは仕方が無いですがね。

日本はアメリカ側

日本はアメリカに守ってもらっている立場ですので、中国となんとなく不仲という立場になりがち。

HUAWEI規制では微妙な立場で両側に忖度した日本ですが、アメリカからのプレッシャーを感じてはいるはず。

日本政府側はもしかしたら割と中国情報漏洩に関して、案外「どうでもよい」と思っているのかもしれませんね。

個人には関係ない

あと一番多いのはこれ。

個人的には関係ないかな

ってやつです。

盗まれる情報なんてない

って思うので、とやかく問題が出てもHUAWEI製品を使い続けますし、中国アプリやゲームも普通にやる。

どうせ抜き取られてもデータの一部

実際中国にデータを盗まれたとして、個人で困ることはほとんどありません。

クレカ情報を盗まれて悪用されるとかは勘弁ですが、多くのデータの一部として使われることに抵抗が無い人も多いでしょう。

ラジカル

僕もこのタイプですね。

中国が軍事的に情報を盗んで活用したとして、個人じゃどうしようもないですし、どうせ誰かの情報が盗まれている。

ならば僕、私は安くて便利な中国製を使うんですよ。

っていう感じですね。

別に中国製品は、個人レベルではヤバくないよね、って言う意見は多いです。

セキュリティレベルは高くない?

ここまで、バックドアや情報漏洩に中国企業が加担するかどうか、について考察しました。

言わばこれは「能動的な情報漏洩」であり、セキュリティレベルに関した話はしていません。

ここからは、ちょっとだけセキュリティについて考察してみますね。

セキュリティはウリにしていない

個人的な感覚になるのですが、中国製品はセキュリティを製品の優先アピール項目にしていないと感じています。

機能性(最新技術)>>セキュリティ

ラジカル

ざっとこのように感じますね。

XiaomiやHUAWEIといった大手の場合、セキュリティレベルについても言及されています。

ただしこれらよほど大手企業に限られ、その他中堅の中国ブランドや謎ブランドは、機能性を重視しているように感じますね。

一方で、Appleはセキュリティを重視しています。

近年はよりその傾向が強くなった気もしますね。

報告も積極的であり、情報漏洩・プライバシー保護についての取り組みは前向きです。

中国系謎ブランドを色々調べた結果、あくまで感覚的にですが、セキュリティにはそこまで気を使っていないと感じました。

ラジカル

まあ、売れればいいか精神は少なからずあるとは思いますよ。

職員の質

例えばGoogle本社に入社するならば、面接を6回行うという話も聞きます。

それも相当なエリートですよね。

中国の謎ブランドや中小ブランドに入社する際、恐らくGoogleやAppleほどの面接はしないでしょうし、よほどのエリートでは無いでしょう。

ラジカル

入社までのフィルターは粗いと考えられます。

  • 情報漏洩に加担しない
  • セキュリティのシステムは良好

これらがクリアしたうえで、さらに職員が悪さをしない事が条件になります。

ラジカル

GoogleやAppleの方がセキュリティが高そうなのは、なんとなく感じますよね。

これは差別的な考えになってしまうかもしれませんし、個人的な偏見が含まれますが、言わんとしていることは分かっていただけるかと。

「Temuで決済するとクレカ情報が漏洩する」とかの噂もありますが、システム上の虚弱性なのか、それとも粗悪な社員による個人的な犯行なのか…

ラジカル

詳細は分からんですが、

皆さんはどう解釈しますか?

という事で、結局最終的には個人の判断になりそうです。

中国製品を毛嫌いしていては、不便どころじゃないのも確かなので。

ゲームとか、めっちゃ中国多いです

SNSを見ていると、最近よく見る謎のゲームってあるじゃないですか?

シューティングゲームとか、進化していくゲームとか、あれほとんど中国です。

そして凄いのが、中国で影響力のあるトップ企業の30位とかにゲーム会社は入ってきます。

そして凄いのが、それら中国の謎ゲームの売り上げは、世界的に見てもランキング1位とか上位を占めています。

ラジカル

中国は製品だけじゃなく、アプリもめっちゃ伸びています

アプリなので情報が盗まれているかもしれませんね。

避けていたらおちおちゲームも出来やしない、不便ですね。

リスクとコスパ

中国製品は安くて性能がかなり良くなっていますので、全部避けていたらQOLの方が下がります。

コスパの良い買い物もできません。

避けたとしても、どこでOEM製造をしているか分かりません。

アメリカで有名なGoProも中国で作っていますし、これら全部を調べられるかな?

っていう感じです。

既に中国で溢れている

優れた製品も中国ですし、コスパの良い謎ブランドも中国です。

AmazonなどのECサイトにある製品は中国製で溢れていますので、もはや中国を避けようがないのは多くの人が感じる事実ですね。

ヤバそうなのは避ける

HUAWEIやハイクビジョンのように、不正が明らかになった企業以外にも、潜在的に情報漏洩をしている企業はあるかもしれません。

ただしそれらは知りようが無いので、不正が出た企業だけを使わないってのは手ですね。

影響力のある大手は、情報漏洩しそうな製品とかアプリは避けるってのもアリかも。

あとは謎ブランドで、発火とか故障したときに安全にかかわりそうなものであれば避けるとか。

ラジカル

中国製品を避けるものを、一定のラインで決めるってのはアリかも。

セキュリティは意識したい

情報漏洩にあえて加担している可能性は低いといえ、セキュリティレベルは高いに越したことはありません。

デバイスなど重要な情報を取り扱う製品は、面倒ごとになるリスクを考えて国産メーカーや信頼できる企業の製品を買いたいかも。

健康・食品に関しては不安

SHEINやTemuの発がん性物質問題を考えると、健康にかかわってきそうなものは避けるとかでもアリかもしれません。

ラジカル

化粧水とかその辺りも、デリケートに考えたいジャンルでもありますね

結局は解釈しだい…

ふんわりしたまとめになっちゃいましたが、結局はどこで線を引くかってことになりそうです。

この企業は危ないですか?

みたいな検索結果に対して

かかりのひと

いえ、黒いウワサは無いので大丈夫だと思います。
あと大手なので安全です

みたいに結論を出しているサイトも見かけますが、個人的には全ての中国企業が危ないと思っていますし、OEM製造している日本製品も100%安全では無いと思っています。

それでも便利なので中国製品は使いますし、なんなら結構好んで使います。

ラジカル

普通にコスパも良いし、クオリティが高い謎ブランドも多いので

次に買うスマホはXiaomi製にしようかなと思っていますし、情報漏洩はあんまり気にしていない派です。

中国側の主張とアメリカ側の主張も食い違いますし、そもそも現代社会で何が本当かとか、全部分からないと思っています。

ここでは中国企業と危険性についていろいろまとめてみましたが、結局は皆さんの判断次第になるかと。

ビシっと言えない結論ですが、参考になれば幸い。

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