3000円程度の低価格帯から、4万円する高級イヤホンまで扱う、NiceHCKというイヤホンメーカー。
結論、NiceHCKは中国を代表するイヤホンメーカーとして、オーディオマニアからも支持される良ブランド。
イヤホンの他にはリケーブルが特に注目されていて、むしろコッチがお目当てな人も多いハズ。

とにかく、中華イヤホンメーカーの中核の一つです。
今回はNiceHCKイヤホンの会社概要・ユーザーの評判・安く買う方法(安全なストア)なんかをまとめます。
また、

実際に3万円超えのイヤホンを買ってみた感想なんかも後半にまとめるので、よければおつきあいください!

NiceHCKまとめとしては、参考になるかと!


- 謎中華ブランドは1000以上調べてます
- 仕事関係で中国深センへの訪問経験
- 日本向けの中国ブランドのチームでHP作成担当
- 心理学も勉強しています(結構役立つ)
- 趣味:アウトドア、PC関連、カメラ等
【会社概要】NICEHCKはどこの国のブランド?
商標 | NICEHCK |
呼称 | Nナイスエイチシイケイ,ナイスエッチシイケイ,ナイス,エイチシイケイ,エッチシイケイ |
権利者 | 深▲せん▼市華創可欣電子科技有限公司 |
所在 | 中華人民共和国 |
まず、NiceHCKは中国深セン市で商標が登録されている、中国のイヤホンメーカー。
公式サイト・公式ストア


NiceHCKの公式サイトはこちらで、会社概要よりNiceHCKの創立は2015年と書かれています。
商品とユーザーの傾向
NICEHCKの製品は、有線イヤホンに特化しています。
それゆえオーディオマニア達から人気があり、こと中華イヤホンの入門の一つとして、kzなんかと一緒に語られることが多いですね。



NiceHCKも知名度は高いですねー。
特徴的な見た目もあって、音質を気にする人以外にも、見た目でこだわるユーザーも一定数いる印象でした。
- チタン合金
- アルミ
- 銅
- 銀メッキ
などなど、ケーブル素材にこだわった製品をリリースしていまして、ユーザーも数種類買って音の聞き比べなんかを積極的に行っています。
とにかくオーディオマニア達から支持されている事自体が、NiceHCKの知名度と実力の裏付けになりますね。



心配する必要はないでしょう。
リケーブルに関しては、イヤホンの性能にバフを掛ける印象で、音質がクリアに解像度を上げてくれるモデルや、シャキッとパワフルな音にしてくれるモデルまで様々。




イヤホンとケーブルの組み合わせで、自分好みにカスタマイズできるという点も、中華イヤホンもといNiceHCKの魅力でしょう。
NiceHCKを安全に安く買う方法
NiceHCKの購入方法は主に2通りあって、多くのユーザーはAmazonかアリエクスプレスで購入しています。



中華イヤホンはアリエクも多めですね。
3000円台の安いモデルやリケーブルならばそこまで心配する必要は無いですが、中には4-5万円にもなる高級イヤホンもあります。


Amazonであれば、NiceHCKのAmazon公式ストアがあるので、ここから購入でOKでしょう。
ただし、安く買うならアリエクスプレスが個人的におすすめ↓


同時期に購入しましたが、本体価格を1万円ほど安く買う事ができました。
この時はセール中だったので、更に3000円程度割引があり、NiceHCKのHIMALAYAというモデルでは破格の36,151円での購入となりました。



ネットで検索すると、4万円未満はほぼ無いとのこと。
ただし購入するストアには気を使いまして、こちらもアリエクスプレスのNiceHCK Audio Storeから購入。
アリエクスプレスの信頼できるストアは、ストアにゴールド表示がある事や、フォロワー数の多さがおおよその目印。
安いからと言って適当な販売元から買うのはリスクがあるので、個人的にはアリエクスプレスの公式から買うのが最も安全かつなるべく安く買える方法かな、と思います。
問題点があるとするならば、中国からの直接配送ゆえに、外箱の損傷と配送に1週間程要する事くらい。


気にする人によっては気にすると思われるのが、Amazonよりは外箱段ボールが雑です。
Amazonもバラつきはあれど、さすがに高級イヤホンはもう少し綺麗に届く気がします。



ちょっと心配になる段ボールだよね。
僕のは無傷だったので良いですが、外箱は潰れる可能性はありそうですね。


まあ、中の中はさらに厳重に守られているので、壊れる可能性は皆無でしょうが。



これさえ気にしなければ、アリエクが良いですね。
【Xの意見】NICEHCKの評判
NICEHCKはとにかくXでの報告数が多いです。
Xでブランド名入力検索すると、めちゃくちゃ出てくるので参考にしてみると良いと思います。



今回は幾つかピックアップしてみたものを、載せてみます!
このように、NICEHCKはマニアックなユーザーが多数報告しています。
中には7種類所持しているというユーザーも居まして、とりわけ音を気にする方にはリピーターが多いようです。



レビューも細かい!
2024年12月に調べましたが、上記の通り12月のレビューばかりでこの通り。
多分1年を通すと、ハンパ無いレビュー数になることでしょう…
それだけ人気のようですね。
NiceHCKのおすすめイヤホン
では、下記にNiceHCKのおすすめイヤホンとケーブルを、ざっと簡単にまとめてみます。



人気製品からピックアップしたものなので、他にもあるので色々チェックしてみてください!
おすすめイヤホン
NiceHCK DB2


NiceHCK DB2は、手頃な価格ながらも音の解像度が良く、特に中高音域のクリアさが印象的です。



見た目的にも中華イヤホンらしく、価格も手ごろですね
NiceHCK YDX


ナチュラルな音質で、楽器の音をリアルに再現します。装着感も良好で、長時間のリスニングにも適しています。



インナーイヤー型の低価格モデル
NiceHCK F1 Pro


NiceHCK F1 Proは、低音から高音までバランスの取れたサウンドが特徴です。



高級感もあって、価格と性能的には丁度良いクラス
NiceHCK NX8


8ドライバー構成による豊かな音場が特徴で、細やかな音のディテールを楽しむことができます。
音質とデザインの双方で高い評価を受けています。



構造的にかなりハイスペックのモデルですね
NiceHCK HIMALAYA


高い解像度と立体感のある音楽を楽しむことができ、かつ長時間聞いても疲れない、非常にバランスの取れたイヤホン。



後でかんたんにレビューしますね!
おすすめケーブル
NiceHCK SnowWings


クリアで自然なサウンドを好むユーザーに最適なリケーブルです。解像度を向上させつつ、聴き疲れしない穏やかな音質を実現し、長時間リスニングでも快適です。



シンプルで価格も手ごろ
NiceHCK DuskSky


音の分離感とクリアさを向上させるリケーブルです。特にボーカルの表現力が向上し、繊細なニュアンスまで聴き取れるようになります。
NiceHCK AceMeteor


AceMeteorは、鮮やかでパワフルなサウンドを実現するリケーブルです。高域の伸びが向上し、クリアで抜けの良いサウンドに変化します。



リケーブルでサウンドをカスタマイズするのも楽しそうですね。
NiceHCK HIMALAYAレビュー


下記でしっかりとレビューしているので、今回はざっと簡単にレビューしてみます。


中音域はクリアでバランスが良い
音楽の細かなディティールが、強弱・大小まで細かく表現されるので、ボーカルや楽器のニュアンスがしっかりと感じられる。
高音
シンバル等の高音楽器も生き生きと感じられ、伸びやかで聞きやすいサウンド。高音にあえて注目すると、もう少し解像度が高くても良いのかな?と、感じない事も無いです。が、これ以上解像度を上げると、パリっとし過ぎて刺さりそうなギリギリのライン。次の項目の低音でも同じことが言えるのですが、音楽全体のバランスと聞きやすさを重視している気がします。
低音
低音が得意なイヤホンのように、響くような極厚重低音はありません。ですのでロックやメタル好きの方は、低音に特徴もあってもっと安いイヤホンの方が楽しめそうです。ですが、ベースは十分な厚みを持ちつつ、湿度感のある低音が心地よいです。音楽全体に影響を程よく及ぼしつつ、主張を失わない低音が非常にバランス良く感じました。ここは好みが分かれるかもしれません。
楽器の低位や空間感が明瞭
脳の中心に直接入り込んでくるようなダイナミックさがありつつも、空間を広く使った立体感のある音響。ライブ音源やオーケストラを聞いても、臨場感のある音楽体験がでました。
全体的な印象
複雑な音を丁寧に再現し、奥行きのある音楽に引きこまれるイヤホンだった
これはイヤホンの価格を上げるほどに感じるのですが、安いイヤホンほど遠くで音が鳴っている感じがして、高いイヤホンほど音楽が近くで聞こえます。
もちろん安いイヤホンは音量を大きくするとキツく感じるというのはありますが、にしてもHIMALAYAは音楽が近い。
耳ではなく頭の中心で直接音楽おを感じまして、脳で感じるといった表現がしっくりくるかな。
かといって全て中心ではなく、ボーカルから楽器まで複雑に構成された音楽が、それぞれ中心部からやや遠くの方で、左右で、非常に立体感と奥行かしい音楽だと感じました。
またその一つ一つの音の強弱まで丁寧に再現されるため、聞き入るほどに音楽に没頭します。



やっぱ高級イヤホンは格が違いましたね(笑)


【総合評価】NICEHCKの評判


NiceHCKは2015年創立の、中華イヤホンにしては若い部類。
近年評価を上げつつあるようで、今後はより活発な製品開発と、ハイエンドモデルの性能向上が見られるでしょう。



ジャンルの中核を担うメーカーですね。
イヤホンの評判はもちろん、オーディオマニアからはリケーブルの評価も高く、イヤホンの音質をカスタマイズするために多くのユーザーから支持されていました。
ケーブルを複数所有している方も多く、ファンも多いようですね。
低価格帯のリケーブルから、4万円を超えるような高級イヤホンまでラインナップされるため、自分好みの製品で楽しまれると良いでしょう。



カスタマイズが楽しそうです。


ここからはおまけ
中国系ブランドを選ぶ上での注意点


当サイトでは主に中国企業良い面と悪い面の、双方からブランドを考察します。
そして最終的には読者の方が、このブランドを買うに値するかを考えてもらう事を目的とします。
- 中国企業のほとんどがサクラレビューを用いること
- それでも流通コスト的にかなりお得な事
- 性能レベルは高いものが多い事
- ただし、製品の不備には注意



この項目を読んで頂ければ、これらは理解できると思います!
中国製品が安い理由
Amazonで直接中国工場から配送している
一番大きい理由がここに詰まっています。
ほとんどの製品は中国で作られてきましたが、日本の企業は流通マージンが抜かれます。
日本企業の場合
受託工場→貿易会社→メーカー(検品)→Amazon→消費者
こんな感じ。ホームセンターなんかに卸す場合、ここに問屋が入ります。
一方中国のこういった謎ブランドは
中華ブランド
自社工場→Amazon→消費者
終わりです!
Amazonの製品配送元をたどると、中国ブランドは中国から配送されていることも分かります。



工場から直接発送ですね。
元々OEM製造していた工場が独立したパターンが多いので、工場=メーカーみたいな感じ。
だから極限まで安いです。
日本のベンチャー企業がちょっと高いのは、中国工場にOEM委託しているから。



コスパ的には中国の謎ブランドが最も効率的です。
自社工場を持つ日本のジェネリック家電も似たシステムなので、こちらもそこそこ安いですが。
一方で工場からの直接配送は、デメリットもあります。
製品トラブルの割合
基本的に中国発の謎ブランドは、国内大手と比べると製品トラブルは多い傾向。



自社工場から直接配送なので、検品する瞬間が無いからです。
日本企業にもメリットはあって、流通経路にコストはかかりますが検品が出来ます。
日本と中国には、検品の必要性に対しての温度差もありますね。



検品の代わりに流通コストを支払っている、と考えると良いかもです。
そして謎ブランドは中国相手なので、返品対応が取りにくい場合もありますね。
ここがリスクと手間になってきます。
中国の謎ブランドでも、当サイトがなるべく知名度を優先するのは、連絡の取りやすさも含みます。



そしてこれは、企業により対応がまちまちなのもデメリットです。
中等度以上の謎ブランドであれば、中国企業といえそこそこ良心的な対応をしてくれる場合が多い印象ですが。
性能が高い
中国謎ブランドは、製品の性能が高いです。
基本的に中国企業は新しいもの好きで、製品開発も得意ですし活発です。
信頼性こそ確かに低いのは事実ですが、基本的に物はちゃんと良いと思って頂いて良いかと。



中国について知っていくと、これは確かに驚異的です。
レビューの取り扱い
中国ブランドはAmazon頼りが多いので、ブランド評価=Amazonレビューであることがほとんど。
自社に厚い信頼が無いのも理解しているので、いわばAmazonレビューは生命線です。



だからサクラレビューを使いますね。
そもそも良い評価は斡旋しないとあまり書いてくれないので、低評価を押しに来る方が多め。
メンテナンスのような雰囲気で、たまにサクラレビューを使っている企業も多いです。
サクラを使うのは、企業的にもコスパがイイのも事実。



だからサクラレビューは常態化していますし、もはやマーケティングの一環です。
一部超大手は例外ですが、中国謎ブランドの90%以上が似た手法でサクラレビューを用いている印象。
ちなみにサクラレビューは、悪質なものから順に以下のような内容があります。
- レビューバイト
- 低評価レビューに対して返金や製品交換を促し、書き直しを求める
- ☆5レビューを書くと○○円のアマギフを贈与
- 製品提供に対して自由なレビューを求める
ざっとこんな感じです。
結局は実際のレビューに引っ張られるので、おおむねレビュー☆程度の満足度に落ち着いている印象。



ハズレを引いた人は☆1でしょうが、、、
なお、日本のベンチャー企業もサクラを用いる事があるのは、同じく知名度や信頼度の問題でしょう。
サクラチェッカーで危険性ありと判断されたブランド全てを排除(買わない方が良い)する意見もありますが、それでは中国製品はおろか、日本のベンチャー企業も買えなくなります。
当サイトではサクラチェッカーを参考程度に活用し、Amazonレビューに頼りすぎない考察を心がけています。



コスパの良い中国製品を見逃さないよう、参考程度にすると良いです!