安いモバイルバッテリーで探していたら、聞いたことの無いブランド名が出てきた。
おおよそこんなところでしょうか。

安心してください、僕も聞いたことないので、今回調べてきました。
が、発火やら容量偽装の心配から、変なブランドを購入したくないという方は多いでしょう。



大手ランキングサイトとかも、平気で偽装製品を紹介している事にも注意したいです。
Philoentのモバイルバッテリーに関して言えば、小型タイプとマグセーフの2種が目立ちます。
小型のやつは103gで6800mAhと、絶妙に怪しいスペック。



Ankerとか大手でも、100gで5000mAhが相場なので。


100gのマグセーフだと、4000mAhくらいかな、、、
おおよそスペック偽装かと思われますが、一応調べてきました。



後半には、よりおすすめのブランドも紹介しているので、最後までみていって!
モバイルバッテリーならこっちも必見!
信頼できるブランドから、10,000mAhモデルと20,000mAhモデルのモバイルバッテリーを安い順に並べてあります↓
スペック高いのに2,000円以下とか言う、謎ブランドより安いのもあるので必見。



結局これでOK、的な結論も出しているので、これはかなり要チェックですね!


- 謎中華ブランドは1000以上調べてます
- 仕事関係で中国深センへの訪問経験
- 日本向けの中国ブランドのチームでHP作成担当
- 心理学も勉強しています(結構役立つ)
- 趣味:アウトドア、PC関連、カメラ等
【会社概要】Philoentはどこの国のブランド?


Philoentの公式サイト
ですが、Amazonに公式ストアならありました。



モバイルバッテリー以外も扱っている感じでしたね。
趙 剣洲という権利者
商標の登録者の趙 剣洲という人物?ですが、特許情報で逆検索してみると、その他32の謎ブランドらしき商標を登録していました。
例:ACMEZING、NIKYPJなど



やたらと横展開するパターンですね。
似たような製品や、その他中国の工場で扱いやすい製品を、謎ブランドとして扱っていましたね↓




これが良くないというわけではないのですが、一つのブランドを大きくしようとする気概は感じられないかな。



ようするに今回のPhiloentに関しても、これら多くの謎ブランドの一つって事でしょう。
ECサイトで流通販売して、手数料が得られれば良いと考えている事業者の一つかと。
まあいずれにせよ、今回のPhiloentに関しては、容量偽装に注意↓
容量偽装について(モバイルバッテリー選びの注意点)


容量、スペック偽装について簡単におさらいしますね。
今回のモバイルバッテリーブランド調査内容にも当てはまると思うので、モバイルバッテリー選びの注意点を、特に容量偽装の観点から注意喚起したいと思います。



スペックを信じたいところですが、抑えておきたいところですね。
モバイルバッテリーの容量偽装は多く見られる
なるべく軽く、そしてなるべく容量の多いモバイルバッテリーを選びたい気持ちはありますが、楽天Amazonに売っている良く分からない製品は、容量偽装している可能性は現にあります。
Amazonレビューを参考(一部省略)にすると、上記のような低評価レビューはやはり散見されますね。



これについては、現実をちゃんと受け止めた方が良さそう。
容量と重さはトレードオフ
現在の技術レベル(リチウムイオンバッテリーが主)でいえば、容量と重さはトレードオフです。
Amazonにはよく20,000mAhのモバイルバッテリーが多く見られますが、重さが200g以下~とかなり軽いモデルも見かけますね。
AIに質問してみました(Gemini1.5とGPT-4)。



モバイルバッテリーで20000mAhで200gのような製品を見かけますが、本当なのでしょうか?



20000mAhのモバイルバッテリーの一般的な重量は通常300g以上になることが多いです。



20000mAhで200gのモバイルバッテリーは、物理的に不可能です。
やっぱり無理のようですね。
ちなみにランキングサイトなどは、単にAmazonランキング順に引っ張ってきているだけの場合も多いので、大手サイトが紹介しているから大丈夫とはならない事にも注意したいです。
Ankerだとこうなる


常にAmazon売れ筋ランキング上位に位置している、おそらく所持者もかなり多い人気モデル。
20,000mAhで重さは343g、価格は4,990円(2025年5月時点)


常に上位というか、Amazonモバイルバッテリー売れ筋ランキング1位をほぼ陣取っているモデル。
10,000mAhで重さ180g、価格は2,990円(2025年5月時点)


直接タイプだと、Ankerで5,000mAhで99gと、ギリ100gを下回る事に成功している位。
5,000mAhで重さ99g、価格3,490円(2025年5月時点)



基本的にAnkerは信用に値するので、ここらを基準にすると良いかと。
PSEマークの偽装・リサイクルマーク
基本的にPSEマークがあればOKなのですが、中華モバ充はPSEの偽装などのうわさも聞くので(あくまで噂ですが)、Amazon商品ページにあれば良いって訳でも無いかもしれません。
あとはリサイクルマークが無いと処理が非常に面倒なことになるので、やっぱりちゃんとしたものを買うのを個人的にはお勧めしています。
その他おすすめモバイルバッテリー
という事で、今回の6800mAhの直接タイプは103gなので、おおよそバッテリー容量偽装。
マグセーフも102gで8000mAhはほぼ無理かと。
Amazon低評価レビューをチェックすると、やっぱり8000mAhも無いっぽいですし。



やっぱりちゃんとしたブランドから選ぶのが良いですね。
100gちょいのマグセーフモデルなら、上記でまとめてあるので良ければ参考にどうぞ。
5000mAhの直接差し込むタイプは、下記でおすすめを紹介します↓
FleekFit


この形状の5,000mAhタイプで、Amazonのモバイルバッテリー売れ筋ランキングの上位に居座り続けているのがFleekFit。
別にそこまでちゃんとしたブランドでは無い気はするのですが、一応FleekFitのAmazon公式ストアがあるのと、検索数も継続して多いです。



続いているだけマシかな、程度。
セールだとこちらも1,500円くらいになっているので、多少は名前をよく見かけるFleekFitでもいいかも。
Philips


4,900mAhと絶妙な数値ですが、Ankerよりちょっと安いです。
ちなフィリップスは髭剃りとかヘルスケア用品のあのフィリップスで、オランダ発のブランド。
ですが現在は実質中国が買収した企業で、だからこういったバッテリーが売られています。



とはいえネームバリューはあるし、ダメなブランドでは無いかな。
この形状5,000mAh程度かつ名の知れたブランドなら、フィリップスが一番安い。
Anker


基準になるのはAnkerの約3000円前後の価格でしょうね。
昔は安かったように思えますが、今はもっと安いブランドが出てきているので、相対的にAnkerはちょっと高く感じます。
MOTTERU


日本企業がよければ、株式会社オウルテック所有ブランドのMOTTERUから、こんなのが出ています。
モバイルバッテリーはどうやら結構売れている感じがしますし、日本企業なのでちゃんとはしています。
最安ではないけど、Ankerよりちょっと安い。



MOTTERUも悪くないかな。
こんな感じでしょうか。
いずれにせよ、Philoentはスペック偽装っぽいのでおすすめしません。
Philoentの評価


自分なら買わないかな、、、
安くて軽くて容量のある、そんな都合の良いモバイルバッテリーが欲しくなる気持ちは分かりますが、結論僕はおすすめしません。
やっぱり容量偽装の可能性はかなり高いと思いますし、名の知れないブランドから買うのは僕でも怖いです。



だいたいこの辺りを買うと後悔しますね(笑)




この辺りが無難かな。
下記リンクから購入して頂けると、Amazonや楽天より1%程度の報酬がいただけます。
今回の内容が参考になったと感じた方は、活用して頂けるとありがたいと思います!



参考にしていただくだけでも励みにはなりますが!
\ Amazonタイムセールも! /
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なお、支払いはECサイト側なので、購入者の負担は増えませんのでご安心ください!
ここからはおまけなので、気になった人は良ければみていってください^^
中国系ブランドを選ぶ上での注意点


当サイトでは主に中国企業良い面と悪い面の、双方からブランドを考察します。
そして最終的には読者の方が、このブランドを買うに値するかを考えてもらう事を目的とします。
- 中国企業のほとんどがサクラレビューを用いること
- それでも流通コスト的にかなりお得な事
- 性能レベルは高いものが多い事
- ただし、製品の不備には注意



この項目を読んで頂ければ、これらは理解できると思います!
中国製品が安い理由
Amazonで直接中国工場から配送している
一番大きい理由がここに詰まっています。
ほとんどの製品は中国で作られてきましたが、日本の企業は流通マージンが抜かれます。
日本企業の場合
受託工場→貿易会社→メーカー(検品)→Amazon→消費者
こんな感じ。ホームセンターなんかに卸す場合、ここに問屋が入ります。
一方中国のこういった謎ブランドは
中華ブランド
自社工場→Amazon→消費者
終わりです!
Amazonの製品配送元をたどると、中国ブランドは中国から配送されていることも分かります。



工場から直接発送ですね。
元々OEM製造していた工場が独立したパターンが多いので、工場=メーカーみたいな感じ。
だから極限まで安いです。
日本のベンチャー企業がちょっと高いのは、中国工場にOEM委託しているから。



コスパ的には中国の謎ブランドが最も効率的です。
自社工場を持つ日本のジェネリック家電も似たシステムなので、こちらもそこそこ安いですが。
一方で工場からの直接配送は、デメリットもあります。
製品トラブルの割合
基本的に中国発の謎ブランドは、国内大手と比べると製品トラブルは多い傾向。



自社工場から直接配送なので、検品する瞬間が無いからです。
日本企業にもメリットはあって、流通経路にコストはかかりますが検品が出来ます。
日本と中国には、検品の必要性に対しての温度差もありますね。



検品の代わりに流通コストを支払っている、と考えると良いかもです。
そして謎ブランドは中国相手なので、返品対応が取りにくい場合もありますね。
ここがリスクと手間になってきます。
中国の謎ブランドでも、当サイトがなるべく知名度を優先するのは、連絡の取りやすさも含みます。



そしてこれは、企業により対応がまちまちなのもデメリットです。
中等度以上の謎ブランドであれば、中国企業といえそこそこ良心的な対応をしてくれる場合が多い印象ですが。
性能が高い
中国謎ブランドは、製品の性能が高いです。
基本的に中国企業は新しいもの好きで、製品開発も得意ですし活発です。
信頼性こそ確かに低いのは事実ですが、基本的に物はちゃんと良いと思って頂いて良いかと。



中国について知っていくと、これは確かに驚異的です。
レビューの取り扱い
中国ブランドはAmazon頼りが多いので、ブランド評価=Amazonレビューであることがほとんど。
自社に厚い信頼が無いのも理解しているので、いわばAmazonレビューは生命線です。



だからサクラレビューを使いますね。
そもそも良い評価は斡旋しないとあまり書いてくれないので、低評価を押しに来る方が多め。
メンテナンスのような雰囲気で、たまにサクラレビューを使っている企業も多いです。
サクラを使うのは、企業的にもコスパがイイのも事実。



だからサクラレビューは常態化していますし、もはやマーケティングの一環です。
一部超大手は例外ですが、中国謎ブランドの90%以上が似た手法でサクラレビューを用いている印象。
ちなみにサクラレビューは、悪質なものから順に以下のような内容があります。
- レビューバイト
- 低評価レビューに対して返金や製品交換を促し、書き直しを求める
- ☆5レビューを書くと○○円のアマギフを贈与
- 製品提供に対して自由なレビューを求める
ざっとこんな感じです。
結局は実際のレビューに引っ張られるので、おおむねレビュー☆程度の満足度に落ち着いている印象。



ハズレを引いた人は☆1でしょうが、、、
なお、日本のベンチャー企業もサクラを用いる事があるのは、同じく知名度や信頼度の問題でしょう。
サクラレビューツールで危険性ありと判断されたブランド全てを排除(買わない方が良い)する意見もありますが、それでは中国製品はおろか、日本のベンチャー企業も買えなくなります。
当サイトではサクラレビューツールを参考程度に活用し、Amazonレビューに頼りすぎない考察を心がけています。



コスパの良い中国製品を見逃さないよう、参考程度にすると良いです!