Amazonや楽天市場で扇風機を探していたら、KEYNICEという謎ブランドを発見。
変なブランドだと嫌なので、気になって所在を調べてみた。
きっとこんなところでしょう。

扇風機は夏の時期になるとAmazonに沢山沸きますね。
ECサイトで見つかるのが、きっとこの辺りの製品↓




通常のサーキュレーターもありますが、Keyniceは小型のクリップ形状が印象的かな?
ちなみに、キャンパーに結構売れていました。
今回はこのブランドについて、①ブランド概要、②出品者情報、③どんな商売か?
これらを分かりやすくまとめていきます。
当サイトでは、謎ブランドの所在を調査するだけでなく、謎ブランドにまつわる実態を考察し、知識を共有します。
この記事を見た後は
- こういった謎ブランドはどんな実態をしているのか?
- どうせ買うならどのブランドのサーキュレーターか?
これらが何となく分かって頂けるかと思います。



せっかくなら、読者の方に「良いものを選ぶ感覚」を身に付けて欲しいですので!
ひとつ余談で、最近はこういった調査もAIを使った低品質記事が多いです!
当サイトは、1000以上の謎ブランドを調査した傾向と、いくつかの中国企業と関わった経験に基づいて考察してます。
企業に忖度した内容や、AIを用いた当たり障りのないまとめにはなっていません。



個人的な見解強めですが、よければ!
ちなみに下記ランキングでは、小型・卓上・クリップ式などの扇風機が売れ筋順になっています↓


- 謎中華ブランドは1000以上調べてます
- 仕事関係で中国深センへの訪問経験
- 日本向けの中国ブランドのチームでHP作成担当
- 心理学も勉強しています(結構役立つ)
- 趣味:アウトドア、PC関連、カメラ等
- 自己紹介とサイトについてもよければ見て!
おすすめ出来る日本製小型扇風機はコチラ!
後半にも詳しく解説しますが、個人的にはおおよそこの辺りがおすすめ↓


2024-25年にハンディファンが日本中でバカ売れして在庫切れになったメーカーのリズム。
他のとってつけたブランドやOEM系ブランドと違って、リズムは扇風機系はガチの開発メーカー。



本気度が違いますね。
元々は時計メーカーだったので精密な技術はあったようで、なかなか興味深い。
とりあえず、個人的にイチオシ企業。




安定の山善とアイリスオーヤマ。
両社とも自社工場を持つ企業なので信頼性は高いですし、企業の歴史も長い。
どっち買っても失敗は無いかと。


プリズメイトはハンディファンが主力の大阪のベンチャー企業、ライフオンプロダクツの派生ブランドですね。
こちら企画開発もちゃんとしていますし、見た目的にもこだわっていて割かしアリ。


TOPLANDは存じませんでしたが、日本の中小企業って感じでした。
インスタフォロワー数は一応4桁ありまして、どうやら企画開発も行うようなので、選択肢としてはそこそこアリな気がしました。
高いですが。
後は下記の白物家電系ですね、安いです↓




コスパで安定も安定のコイズミとエレコム。
小型白物家電ならもってこいですわ。



ってな具合に、上記から選ぶと日本企業から選べるので、気持ちよく使う事は出来るでしょうね!
では、今回の謎ブランドに移ります。
【会社概要】KEYNICEはどこの国?
特許情報によると、KEYNICEは香港所在の富林威爾科技有限公司という企業の所有ブランドでした。
個人名義で登録される場合もありますし、会社組織で登録される場合もあります。
ここからは組織が工場関係者なのか、それとも輸入販売事業の人(せどり的な)なのかは読めませんね。



中国深圳のお隣、香港でしたか。
これより当サイトでこのブランドの評判や製品の良し悪しについて評価をまとめていきます!
公式サイト公式ストア
Keyniceについて検索すると、思いのほか公式サイトを発見。


ここには富林威爾科技有限公司という所在も書かれており、確かに香港にあるビルの一角にオフィスを構えていました。



珍しくサイトがありましたね。
ちな、連絡先も記載されていたので、割とまともな企業なのかも↓
Eメール: support@keynice.com
Amazon公式ストアもありまして、製品ラインナップも見やすいです↓
モノづくりに関するアレコレは書かれていませんが、公式サイトには返品ポリシーやお問い合わせ先があります。
その他中国の謎ブランドと比べると、数段レベルが上。
ちゃんとしたブランドとして成り立っているようでした。



悪い気はしませんね。
公式SNS
まさかだったのは公式SNSの存在。
インフルエンサーに対して製品提供をすることで、タイアップ投稿で認知と投稿数を補っている感じではありました。
が、割とちゃんとした投稿もあります。



SNSの役割をするスタッフが居るのでしょうねー。
僕もこうした中国系ブランドの立ち上げや仕事に関わったことがあるのですが、最近は日本語が話せる中国の若い人が多いです。
翻訳しつつやっているのか、AI翻訳でやっているのか、分かりませんが、SNS活動はそこそこ頑張っていそう。
Amazonランキング
卓上扇風機の売れ筋ランキング(2025年7月時点)を見てみると、KEYNICEはランキング7位の所にありました。



結構売れていますね。
Amazonによると、過去1ヵ月で1000点以上売れました、と書かれていました。
売れているから公式サイトを構えたのか、ちゃんとしているから売れているのか、それは謎。
ただ、思いのほか仕様者が居そう
あとで他にも記載するのですが、KEYNICEはレビュー数がそこそこあります。
こうした謎ブランドはXで報告数がほぼ無いために、Amazonレビュー(サクラレビュー有)くらいしか参考に出来ません。
が、KEYNICEは売れ数もあるので、こうしたXレビュワーを見かけますね。



信頼の証と思って良いでしょう。
こうした謎ブランド全体で言えること
こういった謎ブランドは3パターンくらいに分かれますが、一つ言えることは製品が中国の工場であることくらい。
- 流通する人物(中小企業)が販売する
- 工場がブランド名を付けて直接EC販売する
- チームを組んでEC販売する



これらのパターンかな。


一つの例は、中国の製品製造工場と購入者の間に、流通する謎の業者が入っているパターン。
中国には工場が沢山あって、働く人もお金が欲しいので働きたいです。
事業として製品を売りたい(作り続けたい)工場と、売って手数料を稼ぎたいバイヤーの構図が出来上がります。



輸入販売・せどり、などの言葉だとイメージしやすいかな。
日本人がこれをやっている場合は、タオバオやアリババなどの中国ECサイトから仕入れる場合がメイン。
中国工場と直接取引をする場合もありますが、知人などのツテが必要なので結構大変。
なにせよ、仕入れと販売値の手数料でお小遣いを稼いでいる感じ。
中国人なら工場と直接やりとりするのが楽(言語的にも知人的にも)なので、日本向けに売れば稼げるよね。
って感じかな。


中には工場関係者がブランドを立ち上げて直接EC販売するケースもあります。
これが会社名義だったり、個人名義になっていたりなので、商標登録情報だけではこれ以上は読めないのです。



今回はちゃんとした会社組織でしたよね。
間に流通が得意な関係者が居る場合もあって、それがさっきのパターン。
日本人なら「中国せどり」ってやつですね。
工場関係者と広告担当がチームを組んで、ECサイトで上位表示させて認知を高めるのが上手なブランドもあります。



僕の友達(中国人)からこの話を受けたりします(僕はまだやってない)。
要はパターン色々で、表面に出てくる情報ではこれ以上は読めない。
とはいえ一つ共通して言えることは
製品の出どころはたいてい中国の工場で、クオリティはどれも似たようなもの。


だからAmazonには似たようなことをする人が沢山いて、似たような製品を多く見かけるんです。



売れやすいジャンルほど集中しますね。
名前を付けるのも面倒くさいので、アルファベットを適当に並べただけのブランドとかも多いです。


工場関係者発信にせよ、間に流通業者が居るにせよ、中国工場の製品にブランド名を貼り付けただけな感じ。
たまに上手に売れ続けて、ここからのし上がって覇権を取るブランドもありますが。



ま、これが案外良い製品だったりもするんですが(笑)
結局良いのか?悪いのか?


で、結局これらの製品が良いのか悪いのか?
結論は
普通に使える。
だけど、品質や業者対応にはアタリハズレがある。



って感じかな。
製品はどこかのOEMから製造を模倣したり、開発部から作り方が横流しにされていることも。
グレーゾーンではありますが、いわゆる「パクリ」としてある程度機能しているパターンもあります。



開発費が要らないので、コスパとしては良いよね。
そのうえ、最近ではどの工場もそれなりにクオリティを上げてきているので、よほどの失敗作にはぶち当たらない印象。
ですので、基本的には安くてそこそこ使えるものが買えることが多いです。



アリっちゃアリなのですよね。
しかも、中にはこうした謎ブランドを調査すると、大手企業のOEM元の製品にたどり着く場合もあります。
とはいえ情報や評判が安定しないうちは、アタリハズレを引くリスクは存在しますね。
メーカーの自社工場開発製品とか、ちゃんとメーカー開発のOEM製品のほうが満足出来るかと。
特にイヤホンとかタブレットとか、性能や快適性が高ければ高いほど良い製品に関しては、謎ブランドはお勧めしないかな。





特にイヤホンとかの音は悪いよね。
まあサーキュレーターに関しては回ればOKなので、割と謎ブランドでもアリっちゃアリ。


こうした企業はブランド力が乏しいので、返品対応が雑だったりするのですが、今回に関してはそこそこしっかりしたHPもありました。
おそらくこのブランド名で頑張ろうという気概が感じられるので、個人的には中国ブランドの中では選びやすい方かなと感じますね。



おすすめ度で行ったら中の上くらい。
ちなみに、謎ブランドはレビューが安定しないので、ほぼ99%でサクラレビューを使います。
サクラレビューの有無
中国系ブランドは90%以上でサクラレビューが存在するので、一応今回もツールをお借りして通してみます。



結果はいつも通りサクラの可能性が高いと評価されましたね。
これに関してはそこそこ信頼のおける中国ブランドも普通に活用するので、毎回これだけを参考にすることはお勧めしませんが。
レビューが無いと売れ始める事すら無いので、最初だけサクラに頼るって場合もありますね。
いずれにせよ、サクラレビューツールの結果と製品の良し悪しはあまり関係ないと考えて良いかと。
この辺りは画像付きのレビューをチェックすることで、サクラの有無関係なしに参考にしやすいですね。
あとは、Xとかで口コミを見た方が確かです。
KEYNICEの評判・口コミ
Xでは忖度ないユーザーの声が集まりやすいので、いつも参考にします。
今回も幾つかピックアップしてみました。
少ないですが、参考にどうぞ。
PR案件外からも報告が沢山あったのは、思いのほかでしたね。



やっぱりアリなのかも。
KEYNICEの売れ筋製品
売れ筋といっても公式からランキングが発表されているわけでもないので、Amazonの売れ数上位から3件ピックアップしてみました。



過去の売れ数、レビュー数などで割り出しました!
っても並び順適当だけど。
卓上扇風機


もっとも安いヤツ。
過去1ヵ月で4000点売れたと書かれてるので、めちゃ売れているっぽい。
確かにこの価格なら売れるわ。
USB扇風機


バッテリーマークがついたこれ。
夏場は過去1ヵ月で1000点以上売れたと書かれているので、結構売れている。
僕もジムニーで車中泊するので、ちょっと欲しいかも。



調べていると欲しくなる。
PC冷却ファン


最後に持って行きましたが、1ヵ月で3000点売れている、、、
どうやらKEYNICEは、PCファンを使っているユーザーも多いっぽい。



デバイス系は金がかかるので、こういった中国製でコストカットですね。
いずれにせよ他にもいろいろあるので、よければ一覧でどうぞ↓
【おすすめ7ブランド】日本製含む小型扇風機のおすすめ
小型扇風機、卓上扇風機、クリップ型と呼ばれるものは、Amazonで検索すると謎ブランドが多数出てきます。
が、じっくり調べると、おすすめしやすい日本企業の安心かつ性能も高い製品が見つかるので、それらを7ブランド紹介します!



僕が選ぶならここから!
って感じにチョイスしています。
リズム
時計の老舗メーカーだったリズムは、時代の流れと共に、今はハンディファンを中心とする空調家電を取り扱い。
リズムについて色々調べたのですが、製品づくりはガチです。



ここは本気度が違いましたね。


開発には羽の形状から改め、小型ながらに涼しさを作り出せるように工夫。
2024年にハンディファンがバカ売れ、在庫切れ、2025年にさらにアップデートしてリリース。
とにかくその辺の謎ブランドとか、日本のベンチャーにありがちなOEM系ブランドとはレベルが違う、自社工場製造ですので安心、性能は期待。
って感じかな。


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アイリスオーヤマ


もはや説明不要のアイリスオーヤマ。
ホームセンター常連ながら、Amazonのサーキュレーターランキングでも最上位常連。



オンライン・オフライン問わず売れ続けるメーカーですね。
おそらくサーキュレーターは、アイリスオーヤマの上位戦力。
価格を抑えたジェネリック家電メーカーではありますが、自社工場を持つため品質管理はちゃんとしています。


前にガッツリ調べたのですが、アイリスオーヤマはプラスチック加工から始まった老舗なので、プラ系は強いです。
ノートパソコンとかタブレットはどうせOEMなので全く信頼していませんが、サーキュレーターは普通におすすめですね。



アイリスオーヤマのすべてが良いって訳ではないので。


クリップならこの辺り。
他にもラインナップはあるので、よければチェックをどうぞ↓
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↑たまにセールしてるの見かけます。
山善


アイリスオーヤマと一緒に引き合いに出させることが多い、同じくジェネリック家電メーカーの山善。
人気は「洗えるサーキュレーターシリーズ」
1943年とアイリスと同時期に創業した老舗で、こちらはプラスチックではなく金属加工から始まっています。





どちらにせよ、モノづくりの企業ですね。
最近ポっと出のOEM家電ブランドではなく、ちゃんとしたメーカーですので信頼性は高め。
ただし市場規模はアイリスに劣り、売り上げ・社員数など規模感はおおよそアイリスオーヤマの半分程度。
といっても、サーキュレーターはやっぱり売れています。


山善もイイ感じの価格とサイズ感ですね。
アイリスオーヤマとどっちもどっちだと思うので、お好きな方をどうぞ。
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プリズメイト


プリズメイトは大阪のベンチャー企業、ライフオンプロダクツの所有ブランドですね。



ハンディファンとかが知名度高いかな。
要は小型ファン系に強く、企画開発とかSNS運用とかもちゃんとやっています。
良さげですよね。


他にもいろいろ製品あるので、見てみると面白いと思います↓
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エレコム


安定のエレコム氏。
ホームセンター・家電量販店でおなじみのエレコム。
充電式の小型家電とか、安価な白物家電なら扱ってない製品は無いんじゃないかな?
ってくらいの守備範囲の広さはさすがエレコム。
デカい扇風機は無いですけど、小型系なら価格含めてアリですよね。
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コイズミ


こちらも安定のコイズミ。
照明系でなにかとお世話になりがちな日本企業です。
選択肢としてはエレコム同様に無難。


色も結構あるのでよければ一覧でどうぞ。
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シロカ
デザイン性をちょこっと気にしたいなら、白物家電系でちょっと見た目を気にしたブランドの、シロカなんてイイかも。
公式Instagramフォロワー数3万超え、2000年創業の東京の企業で、ホームセンターやロフトなどの雑貨屋にも置かれているので、オフラインにおける信頼性も良きなブランド。



安心してくだされ。
シロカはクリップファンこそないですが、卓上サイズの可愛いのは幾つかありますね。


コンパクトながら3D首振りで、生活に馴染むサイズ感。
こんなタイプもありました。


シロカは他とはちょっと違ったデザイン製の製品をリリースるので、こちらも一度製品一覧をチェックしてみてもイイかも。
シロカのサーキュレーター一覧はコチラ(Amazon公式ストア)
シロカのサーキュレーター一覧はコチラ(楽天市場公式ストア)
↑Amazon・楽天限定カラーとかもありました。
今回のブランド評価
KEYNICEは公式サイト、SNSが小規模ながら存在しまして、ユーザーも結構抱えている模様。
特にキャンパーやPCユーザーに好まれているようで、安さを理由にコスパ製品として使われている印象でした



謎中華ブランドの中では、圧倒的に選びやすそうですね。


信頼性とか日本企業とかを気にするなら、下記のまとめをどうぞ!↓





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